親は永遠の後ろ姿
あまり乗らない鉄道に今日はたくさん乗った。
道路の渋滞を避けるため。鉄道は3連休最終日とぐずついた天候のせいでそんなに乗客はいなかった。そんな中で私が目に付いたのは親子連れだった。赤ちゃん連れや、未就学児連れや、小学生、中高生と共に親が一緒に鉄道に揺られ、笑顔を見せたり、黙っていたりしながらどこかへ出かけようとしていた。
親子連れを見ながらふと「親はなんだかんだ言っても大切と思っているんだな」と思った。仲が悪ければ一緒に出かけたり、鉄道でもそばにいたりしないと思う。寄り添う姿をを何組も見かけた。
生まれてからこの瞬間まで培ってきたものだからこそ、そういう姿が見られたのだと思う。
だからこそ、親に与えられた任務は「後ろ姿」なのかな?
どんなに普段の自分は×だと思っても
どんなに見てくれが気になっても
どんなに性格が悪くても
子どもたちには、後ろ姿はかっこよく見せてほしい。
それを見て、
「ああなりたい」
と少しでも思って、成長していくのだから。
永遠の後ろ姿を追って生きるために。