見出し画像

自然文探索に登場したイライラを解消する新たな能力

カーナビはもっと評価されてもよいと思います。

カーナビがなかったあの時代、大きな地図帳をクルマに持ち込んで助手が必死になってナビすることが常識でした。しかし、その時代は比較的道がシンプルでした。一番左の車線にいたかと思えばいつの間にか一番右の車線にいるような現代の大都会では、地図帳に頼っている時間もその能力もまったくありません。

私たちの企業に目を転じると、社内のドキュメントは都会の道のように複雑化し膨張しています。それらのドキュメントを対象とした現状の自然文探索には、イライラを募らせている方がさぞ多いことでしょう。

そんな方々に朗報です。2011年、米国のクイズ番組「Jeopardy!(ジョパディ!)」でチャンピオンに勝利した自然文解析技術の系譜を継ぐIBM Watson Discoveryに、新しい2つのAIテクノロジーが登場しています。

①Smart Document Understanding(SDU)機能により、文書へのいくつかのラベル付けによってどこで分割させるかを学習させることで、検索結果は長い文書単位ではなく、分割した粒度で表示できるようになりました。

②Answer Finding機能により、IBM Watson Assistantのチャットボットと統合することで、ユーザーからの質問に対して、従来のパッセージ(文節)ではなくピンポイントで回答を返すことができるようになりました。

IBM Watson Discoveryの機能詳細はこちらをご覧ください。

この自然文探索機能の用途は無限大。何しろまさに今、業務時間の多くを割いているのですから。道案内も自然文検索も同じ。カーナビが解決したように、IBM Watson Discoveryで社員みんなのイライラを解消してはいかがですか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?