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【Webの小ネタ】Google Analyticsに自分(自社)のアクセスを除外する方法は3つある

Google Analyticsを使って自分のサイトや自社のサイトを解析していると、自分のアクセスや社内からのアクセスはシャットアウトしたいものです。

Google Analyticsには、そういう時にシャットアウトする方法が3つ用意されています。

1.Google Analytics オプトアウト アドオンを使う

これはGoogle Chromeの拡張機能です。ここからインストールできます。

個人でサイトを運営していて、とりあえず自分だけ除外できればいいや、って時に便利です。

・オプトアウトアドオンの良いところ
→確実にアクセスを除外できる
→インストールが簡単

・オプトアウトアドオンの良くないところ
→インストールしているブラウザにそれぞれ入れないといけない
→GoogleAnalyticsを利用している他のサイトも除外されるので、他のサイトからしたら迷惑以外のなにものでもない
→会社全体のアクセスを除外したい場合、社員全員の端末にセットする必要があり、人数が多いと現実的でない
→スマホからのアクセスは除外できない

2.IPアドレスで除外する

会社のアクセスを除外したい場合は、これが一番現実的です。Google Analyticsの設定画面でIPアドレスを指定することによって除外できます。

下記は公式のヘルプです。

Googleの公式は分かりにくい人もいると思うので、参考になりそうな非公式の記事も貼っておきます。(と言ってもWeb担フォーラムなので、信用できますが)

・IPアドレス除外の良いところ
→個々のPCに何か設定する必要がない

・IPアドレス除外の良くないところ
→IPアドレスが変動する場合は使えない
→携帯回線のスマホアクセスは除外できない
→店舗が全国に多数あるような企業では、IPアドレスを大量に登録する必要があり現実的ではない

結局のところ、IPアドレス除外の方法でも限界があります。

3.Cookieで除外する

正しくは、cookieに特定の情報を記録し、その記録を持っているアクセスをGoogle Analyticsのビューで除外する方法です。

やり方は下記記事が詳しいです。

・Cookie除外の良いところ
→スマホも除外できる(←すごい!)
→IPのように場所に囚われることがない

・Cookie除外の良くないところ
→オプトアウトアドオンと同じく、複数のブラウザを使っている場合には、それぞれのブラウザに対して設定する必要がある。
→やはり会社の場合、個々人の端末に設定していくのは限界がある

やはり会社組織では、限界があるような。クッキー食わせるHTMLを社内サーバーに用意しておいて、メールを一斉送信してそのアドレスを踏んでもらう、という流れで一旦は設定できそうですが、

・パソコンのOSを再インストールした場合
・ブラウザのキャッシュ削除と同時にCookieも削除した場合

などのケースを想定すると、漏れが出てきそうです。

イントラやサイボウズOfficeみたいな、全社員が毎日見るようなページに仕込むってのはアリですが、そもそもイントラやサイボウズがない会社はどうするんだ、ってことにもなりますし。

まとめ

というわけで、

1.Google Analytics オプトアウトアドオン
2.IPで除外
3.Cookieで除外

の3つの方法があることを紹介しました。

しかしながら、会社組織からのアクセス解析を除外するには、どれも帯に短し襷に長しで、現実的な解決策はないような気がします。

ちなみに私が勤めている事業会社では1日数十万PVあるようなサイトを運営しているのですが、Google Analyticsの社内除外については、東京と大阪の拠点のみIPで除外し、その他は特に設定なしとのことです。担当者に聞きました。その他の営業所や、出張中にポケットWi-Fiなどでアクセスする分には、除外できていないとのこと。

やっぱり難しいんですねぇ。

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