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比較的健全なAI生成サービス「AIソングメーカー」

こんにちは、私はランニング中YouTubeの動画を掛けながら走っていますが広告で興味深いものを見つけました。
コカコーラ社が提供しているAIソングメーカーです。

ジョージアを買わなくても誰でも好きな写真からオリジナルの歌を生成してくれます。
自分で描いたイラストを元に2回ほど試してみました。
使った結果、こちらのサービスは生成AIの問題点をいくつかクリアしているとわかりました。

生成AIの問題点を振り返る

生成AIの問題点はこちらの3点です。

・学習データが著作権者の許可をほぼ取っていない
・人物の写真を学習した場合、ポルノ作成など悪用されてしまう
・生成された作品の著作権がどこに、誰にあるのか不確定

ですが、今回紹介する「AIソングメーカー」はそれらの問題点を解決しています。

1学習データの範囲、学習元

今回2回生成して分かったのですが、こちらのサービスは曲は一つの曲から、ジャケットイラストは一人のイラストレーターが十数種類描き起こしている。
そして生成された歌詞は特定の文体となっています。
この事からコカコーラ側で用意したデータしか学習に使用していない事が考えられます。
ここ最近で、多くの人から生成AIに対しての目が厳しくなっているのでそれを踏まえて学習データを自分の所で用意した事が考えられます。
私は一番良いAIは学習データを自前で用意する事だと思っているので、コカコーラのやり方に賛成します!
おそらく、今回のキャンペーンに使われた学習元は全て著作権者の許可を取得しているはずなので安全です。

2 生成作品の悪用性

私は今回特定のカップリングの絵を生成に使用しましたが、「キスをする二人〜」という無難な歌詞が出てきました。生成AIは特にニコニコの淫夢界隈のおもちゃにされる事が多いので誰かが万が一タクヤさんや野獣先輩の写真を使って生成しても誰も傷つかない(当たり障りのない)曲が生成されるでしょう。
というかこのサービスを使った動画がいまだにニコニコで投稿されていないんですよね。でも淫夢の人々がこれに目をつけるのは時間の問題だと思います。

3 生成作品の著作権

ページの利用規約から引用します。

利用者がアップロードした画像等のデータに基づき本コンテンツによって生成された動画等のデータ(以下、生成された動画およびデータを「生成データ」といいます)の著作権その他の一切の権利(著作権法第27条および第28条に定める権利、ならびに商標権の出願登録に係る権利を含みますがこれに限りません)は、当社に帰属するものとします。

利用規約第3条(生成データ)より

この様にコカコーラ側で著作権元を明確にしています。この事から、コカコーラがクリーンなAIである事に自信を持っている事が伺えます。

・生成AIの理想形

今回の「AIソングメーカー」は非常にクリーンなAIだと思います。
確かに意外性はないかも知れませんが誰も傷つかなく楽しめる安心できる生成AIです。
全てのAIサービスがこうありますように。



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