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X (Twitter)の凍結(ロック)のロジック、対策方法

あくまでもTwitterの解析をして、凍結(やロック)がかかる仕組みについて私見で予測を行ったまとめです。

・端末での複垢ログインによる端末凍結
・IPv4アドレスによるIP凍結
・名前やアイコンによるその特定の人物の凍結

以上、3件がTwitterでの主な凍結の仕組みです。
複数アカウントを所持、凍結してからの再アカウント作成によるTwitter運用にて凍結が行われるのはこれらが起因して起こっている凍結であると考えられます。

1, 各凍結の適用される条件

まず、端末凍結についてですが端末凍結は他者を巻き込むことなく悪質な行為(スパム)が行われているデバイスにてツイート、フォローされているアカウントを一斉に凍結するにはとても都合の良いものと言えます。
そのため、ログインしている(複数同時に使用している)アカウントを一斉に停止させることができるため1番良く実施される仕組みとなっております。

次に、IP凍結についてですがこの凍結には単純なロジックではなくとても精密に判断が行われ凍結が行われます。
何故か、と言うとIP凍結の場合はコンビニや新幹線内のフリーWi-Fiなどを使用してそれらのIPアドレスが凍結された場合無関係な人を巻き込み凍結する可能性が存在するため基本的にはIPアドレス単位での凍結は行われることはありません。
以前、FortniteにてIPアドレス単位でのBANが行われていましたが批判が殺到したためか現在ではMACアドレスでのBANが実施されています。MACアドレスとはPC1台に対してのネットワークIDなので基本的に他を巻き込むことがなくとても合理的なBANと言えます。
そのため、基本的にはIP単位での凍結は行われず上記した端末凍結が行われた後、それを回避する動きがみられた場合や1つのIPアドレスにてスクリプトを使用して大量のアカウントで同時にツイートをするなどをした場合にのみ(それ以外の理由も有ると思われるがまだ未知数)、実施される凍結と思われます。

最後に、1番珍しい、名前やアイコンによるその特定の人物の凍結ですがこれは統一された同一キャラクターを全て凍結させる仕組みです。
この凍結も他の関係ない人物を巻き込むためとても精密に判断が行われます。
何故、このようなある特定のキャラクターを凍結させるかと言うとその特定の人物がTwitterにとってとても不利益である、または自動的に作成されたスパムアカウントに対する対策かと思われます。
そのため、この凍結はネット内でのキャラを所持していて、なおかつそのキャラクターでTwitterを使用してTwitterそのものの価値を落とすような行為をした場合にのみ適用されると思われます。
一時期ドナルド・トランプ氏がこの状態になっていました。

2-1, 端末凍結の詳細

iPhoneとWeb版のTwitterを解析したところおそらくiPhoneやAndroidでは端末のUUIDを使用して端末での凍結を行っています。

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上記のようにWeb版ではauth_multiというtokenが生成されていてCookieを使用して複数アカウントの同時ログインを検知して同時にCookie情報からの一斉凍結を行っています。
auth_tokenが1アカウント当たりのtokenでそれらのtokenをmulti_tokenでまとめています。このtokenを使用して同時にログインを検知しています。

ダウンロード (7)

iPhone(おそらくAndroidでも同等)ではTraceIdやUUIDを使用して同端末(同アプリ)内でのログインしているアカウントを検出していると思われます。
Authorizationで1アカウント当たりのtokenを使用しています。おそらくOauth1で認証がアプリでは行われていてそれに+でUUIDなどの情報を添付してTwitter側が認識していると思われます。

2-2, IP凍結の詳細

IPv4アドレスによる凍結はとても単純でIP凍結に至るまでが厳しい判断ですがされるととても簡単でBANされたIPアドレスを使用してアカウント作成やログイン、ツイートを行うと凍結が実施されます。
TwitterではIPv6をサポートしていないので家の回線、または携帯回線で1個のIPアドレスのため別端末などを使用しても凍結されます。

また、これらは普段から凍結対象のアカウントがそのIPアドレスで使用されていることが確認された場合にのみ実施されることが多いです。
直近、3ヶ月で大量にツイートやフォロー(10件以上のPOSTリクエスト)をしている場合でのみ凍結が行われます。そのため「凍結された!」と焦って別垢で垢移行しましたとかたくさんツイートすると凍ります。

2-3, 特定の人物の凍結の詳細

これはほぼかかることありません。自分のネット内でのハンドルネームなどを使って活動してる上でそのハンドルネームを使用して凍結されてもIPアドレスや端末を変更して何度も悪質な拡散などを行っている場合は最悪の場合としてそのハンドルネームの設定がされているプロフィールの場合凍結が行われます。
また、これらは名前だけではなくアイコンなどでも判定されて凍結が行われます。

3, これらの凍結に対する対策

ここからは実際に私が対策を講じてアカウントを運用している上で効果的だった物を紹介します。

私は過去に端末凍結やIPアドレスでの凍結を数回受けていますが現在は凍結祭りが起きても一切巻き込まれることはありませんでした。
3日間制限と言われる物も一切かかることはありませんでした。

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