自分を大切にするのとわがままとの違い

幸福の自己責任論では自分で自分を大切にする生き方をご紹介しています。でもそれってただのわがままじゃないかと感じる方も多いかと思います。そこで自分で自分を大切にする生き方とわがままとの違いについて考えてみたいと思います。

わがままという言葉は周りのことを考えない自己中心的な意味で使われることが多いです。自分のことしか考えず周りを不快にするようなイメージですね。そのため、わがまま=周りを考えない=周りに迷惑=悪、という風に考える方が多いかと思います。でも周りを嫌な気持ちにさせたら後味が悪くなりますよね。ということは、わがままな人はその先入観に従って行動しているから周りを不快にさせたり後味が悪くなったりする訳です。

一方、自分で自分を大切にする人は自分の中の後味を最優先するため、後味が悪くなるような周りを不快にする言動が減っていき、逆に周りを喜ばせるような後味の良い言動が増えていきます。誰かを喜ばせること以上に後味の良いことなんてないし、誰かを悲しませること以上に後味の悪いことなんてないですからね。

つまり、わがままな人も自分で自分を大切にする人も自分を第一に考える点で同じですが、わがままな人は自分の中の「先入観」を最優先するのに対して自分で自分を大切にする人は自分の中の「後味」を最優先するため結果が正反対になる訳です。先入観は快楽を求めやすく、後味は充実感を求めやすいんですよね。

そうかといって今まで自分より相手を優先してきた方がいきなり相手よりも自分の中の後味を最優先しましょうと言われたところで、一体全体どうなることかと不安になるかと思います。でもどうかご安心ください。実際の行動に大きな差はでないはずです。何故なら今まで「相手のために」していたことを、これからは「自分の後味のために」やるだけですから。目的は違っても手段はほぼ一緒ということです。まぁ多少は「今は余裕ないから無理」という場面も出てくるかもしれませんが、周りからしたら誤差範囲でしょう。余裕がないときは誰だって周りのこと考えられなくなりますからね。だからこそ心の余裕を保つためにも自分を最優先しましょうということです。ぜひ1度お試しいただけたらと思います。

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