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軸と歯車を間違えるな

人それぞれに内面の中心にあるモノは違うと言われています

この報道などはその典型的な例ともいえます

「処分不服」を訴える事の本質的なヤバさにご本人も気づいていないわけです

人が何かの行動をする時には、必ず何かしらの結果がついてきます
歩けば進むし、寝れば体が休まります

つまり、何かの行動を『する』という選択は、それに伴う『全ての結果』を受け入れその責任を負うということです

歩いて転んだ結果を否定したところで、転んだ事実が変わる事はありません

この教師が30代ということは、これは30年前の教育の結果だとも言えます

ということは、今50代以上の教師や、親たちを含む全ての大人達が蒔いた種が今こうした形で現れたということで、この世代にも責任の欠片くらいはあると思います

もちろん、彼自身の責任は間違いなく彼自身にあるのですけど、50代以上の大人達が蒔いた種にも少なからず問題があったと自覚した方が良いです

じゃあ、なぜ、今50代以上の大人たちが30年前の教育を間違えたのかというのもさらに追っかけると、戦後の復興や高度成長期に遡ることになるのですけど、この時のある間違いが、今の社会のあらゆる問題の端を発しています

人生や、人間関係などでよく「歯車」を引き合いに出される事がありますが、歯車には「軸」が必要です

軸を見ずに、歯車だけを見ている

これが今の社会で起こっている事で、戦後復興や高度成長期に端を発したあらゆる問題の元凶です

軸というのは、『人が心地よく有意義に生きる為の原則』です

例えば、誠実さがあれば、共に協力し合える人間関係を築けるばかりか、その関係を長く続けるためにも誠実さは欠かせません

奉仕貢献というのも仕事の基本です
仕事というのは、単にお金を手にする手段なだけではありません
「社会をより善くする事」がビジネスの本質だからです

原則というのは、特別難しい事ではなく、性差、年齢、肩書などに影響を受けることなく、人が人と関係を築く上で重要でシンプルなルールのことです

つまり、昔話で大事にされているシンプルな事の全てが軸

ということです

歯車というのは、いわゆる『価値観』のようなものです

家族を中心に考える、お金を中心に考える、仕事を中心に考える、自己中心に考えるなど、様々な『中心』となる価値観がいくつもあり、それらが複雑に絡み合って人は生きています

冒頭のような事件を犯す教師や、重罪を犯す犯罪者にも『価値観』はあります
あるからこそ、冒頭のような「処分不服」を訴える事もできるわけです

しかし、原則に従った軸から見ると、それらの行為が反している事は誰の目から見ても明らかです

原則に従っていれば、そもそもこのような事件は起きなかったはずです

美徳、人間の尊厳、慈愛や思慮深さなどそうした軸がキチンとある人はイジメもハラスメントも犯罪も犯す事は無いからです

つまり、戦後復興や高度成長期に端を発し、現代社会のあらゆる問題は、軸を蔑ろにして、歯車ばかりを必死に回そうとしてきた結果だということです

まして、軸が無いのに歯車だけを回そうとしても上手く回るはずもありません

軸と言うのは、自分の内面の奥深くにあるモノで、無意識にも繋がっています

この軸を強固なものにし、育て続けないと人は道を踏み外すだけではなく、様々な悩みを抱えても解決することができません

いわゆるノイローゼや、鬱といわれるものになるのも、不安定な軸を見ずに歯車ばかりを見ている結果であることは、今や心理学や精神医学を学んだ人の間でも言われている事です

僕は、この「人が心地よく有意義に生きる為の原則」という軸を

お天道様の下で胸をはれる事の全て

と考えるようにしています
その行動は本当に誠実といえるのか、それは本当に相手を想ってしている事なのか、それは本当に世の中の為になる事なのかと常に考え導き出した答えに従って自分を信じて行動してます

なので、反省することはありますが、後悔することはありません

いや厳密には、過去に後悔した事実はありましたけど、それは自分自身に軸が無かった当時の事で、歯車以上に軸の大切さに気付いてからは過去に後悔した事実すらも反省に書き換える事ができました

魅力を高めるにしても、自分の意志に気づき実現しようとするにしても、仕事や生活において今以上に良い成果を望むにしても、間違いなくこの軸の強さと太さは必要になってくるので、自分の中の軸と真摯に向き合う事は重要です

これが無い事には、どんな美容法も、どんなモテテクも、どんな成功マニュアルも何もかもがただのハリボテ、メッキとなり、遅かれ早かれ剥がされ時代に淘汰されてしまうので、本質的な美しさや、本質的にモテる事や、本質的に成功することを手にする為にも、改めて軸を見直す事が必要です

個人的にはそれらの軸を見直し、考える良い教材としては、昔話の絵本がおススメです

昔話や童話などは子供達に軸を与える教材としても使われている事もありますが、短いストーリーの中でシンプルに軸を伝えているので、時間に追われがちな生活の中でも、寝る前の数分で簡単に読み終える事のできる教材だからです

意志を持つために自分の内面を整える

僕たちが受けてきたあらゆる教育が間違っていたことが日々明るみになっていく現代だからこそ、改めて考える事が必要です

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