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旅28-West Side Story in Turkey

イスタンブールを出発してカッパドキアへ。奇石群の地。トルコは東へ行くほど寒い国。南米やアフリカを回った後でトルコに戻ってくるときは、南のシリアから入り東側をコーカサスへ抜ける予定、ということで今回はトルコの西側をクルッと周るのである。これが僕のWest Side Story、トルコ版!

ちょうど予定が重なった岡村さん&友紀さんとカッパドキアへ。TOLで皆から評判の良かったTravellers cave pensionへ。ここではカヨコさんが働いていて、いろいろとお世話をしてもらう。ローズバレーツアーは景観良好。ただサンセットはイマイチ、残念。

グリーンツアーで地下都市やウフララ渓谷walk。なかなか。

カッパドキアの醍醐味は何といっても、その自然の不思議さ。僕のお気に入りはウチヒサル。最高地点であり、最も雄大だ。

そんなツアーもいいが、やはりこの旅初のトレッキング。僕の経路はホワイトバレー、ラヴバレー、そしてパシャバーへ。まずはバスでウチヒサルへ。そこからホワイトバレーに入る。ホワイトバレーは真っ白でモコモコした岩壁の谷を歩く。冬季であるからか人に会わず、風の音を聞き、足音に耳を澄ます。

ラヴバレー。カッパドキア最大のキノコ岩がダダダッと並ぶ。

なぜラヴバレーなのか? 考えつつ歩く。なぜかわかりますか? その大きさや数は半端じゃない。クルッと一周デカキノコ。ここは皆が訪れるスポットでもない。それは惜しい、って思う。一度舗装道に抜け、チャウシンを抜けて、パジャバーヘ。

有名な巨大岩の上に並ぶ3本のキノコ。たくさんのキノコ。対面の崖の上に回り込み、フウっと食べ残しのピデを食べる。距離的にも時間的にも結構楽なので、おススメ。詳細はTravellersの情報ノートに書いたので参考になるかも。

宿ではTOLで別れた若松さんや仁志君と再会。おいしい食事とビール。岡村さんたちと舟橋夫妻との夕食。奥さんのカナコさんから頂いた南米仕込みテクニックのミサンガ。佑哉君の誕生祝い。カレーとケーキでお祝い。天気に恵まれた昼間。人に恵まれた温かなホテルでの賑わい。冬のカッパドキアもなかなか。次回は来年春の予定。カヨコさん、その時も会えるかな。時間の経過は心の変化を。お互い笑顔で会えることを望む。(※実際にトルコに戻ってきたのは2年後であり、カヨコさんもいらっしゃらないということでカッパドキアには寄らず、でした。)

カッパドキアから夜行バスでパムッカレへ。結構急ぎ足である。早朝にKALE HOTELにチェックイン。仮眠をとって『ラムコのロカンタ』へ。雑炊を食べて落ち着く。ノリコさんと話をしていたら岡村さんたちと合流。彼らの注文したノリ弁がうまそうで、明日のテイクアウトを頼む。日本ではどこにでもあれど、トルコで食べるのり弁は殊更にうまい。

石灰棚には入り口でないところから登った。その道程は綺麗。登ったところは遺跡の影。

向こうに皆が裸足で入っている温泉棚が。ペタペタ。ぬるま湯。

立派な円形劇場を見た後、彼らと別れ、カラハユットへ歩く。ここは温泉街。ノリコさんに勧められたヒエラポリスホテルへ。入浴20YTL(1100円)。水着も貸してもらえた。でも、要交渉。ここの温泉は濁っている。ヒラヒラ浮いているものがある。サウナも湯も日本より少々温度が低いが、ゆっくりするには最高。水着は僕にくれるらしい。ナント! 親切なフロントだ。

次の日もいい天気。
2月なのにセルチュク行きバス内でおばさんが熱中症で意識不明に。気が付き救急車で病院へ。ハッとするヒトトキ。それくらい暖かい。セルチュク。この町から3kmにエフェス遺跡がある。処女神アルテミス由来。豊穣と狩猟の神でアポロンは双子にあたる。

ようやく始まろうとしている、トロイアの勇者の足跡を辿る旅のことを想像する。

第2のサフランボルと呼ばれるシリンジ村も美しい。
トルコは美しい。


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