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ノンアルコールサングリアの作り方

はじめに

今回は久しぶりにノンアルコールカクテルのご紹介です。以前、ノンアルコールハイボールについての記事も公開させていますので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。(最後にリンクを貼らせていただいています)

今回ご紹介するのは、私がワインディレクターを務めている、表参道にあるレストラン「アミュゼ」で実際にお出ししているカクテルです。

ベースのシロップはシェフ特製で、配分等は非公開となっていますが、使用されている材料を全て明記致しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

アミュゼオリジナルノンアルコールサングリアの作り方


1.「生姜、きび砂糖、鷹の爪、クローブ、スターアニス、シナモンスティック、黒粒胡椒、ハチミツ、レモン」これらを使用してシロップを作る。

シロップの作り方   生姜、きび砂糖、鷹の爪、クローブ、スターアニス、シナモンスティック、黒粒胡椒に、少し水を入れて、10分間煮てから冷まし、ハチミツとレモン、生姜を足して一晩おき、そのあと濾して完成。

2. 1をグラスに入れ、氷、ソーダで割り、レモンスライスを飾る。

*この時点で美味しいフレッシュジンジャーエールが完成します。このまま飲んでもとても美味しいです。レモンスライスをオレンジやライムに変えてみることでアレンジが可能。その場合、合わせる料理も変えてみることで、ペアリングの楽しみを広げることができます。

3.最後にノンアルコール赤ワイン(カール・ヤング メルロ)をゆっくりとフロートして完成。比重の影響で、綺麗な層になります。

*今回使用しているノンアルコール赤ワインはドイツ産のもので、甘みが抑えられ、酸味がしっかりとしたタイプ。

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ノンアルコールペアリングについての考え方

上記のカクテルと合わせているお料理は、カツオのタルタル。赤ワインのフェノール的要素としっかりとした酸味、ジンジャーやスパイスの要素もよく合います。

アレンジバージョンと致しまして、上記の1、2までの工程で完成する、自家製のジンジャーエールと、パテ・ド・カンパーニュのペアリングもおすすめです。

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ノンアルコールドリンクと料理のペアリングはどうなんだろう?と疑問を持つ方も多いと思います。

例えば、「ハンバーガーとコーラ」「カレーとチャイ」「焼肉と黒ウーロン茶」「チョコレートとコーヒー」。こういった組み合わせを思い出していただけると、きっとお分かりいただけますが、ノンアルコールドリンクでも、料理との相性によって相乗効果を生み出すものは、数多く存在します。

これらにオリジナリティを加えて洗練させたのが、飲食店におけるノンアルコールペアリング。

レストラン「JULIA」さんは、このノンアルコールペアリングに力を入れているお店の一つ。常日頃から、ワインのペアリングだけでなく、ノンアルコールのペアリングにもしっかりと向き合い、研究を重ねられています。


これを機会にぜひ、日頃、食事中に飲んでいるドリンクと食べ物との相性に対して、あらためて向き合ってみるのはいかがでしょうか。

いろいろな発見があり、お酒だけではなく、ノンアルコール飲料に対する見方も大きく変わってくると思います。そして、日々の食事がもっと豊かになることは間違いありません。


ワインディレクター 田邉 公一








最後までご覧いただき、心より感謝いたします🥂