ほんとにあった!呪いのビデオ 79

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趣味だからね!

実はこつこつと文章を書き溜めていまして。
レビューを始める前に、「心霊的なものが映り込んじゃった系」ホラー映像作品の予備知識をまとめたものを上げようと思っていたのですが、すっごく長くなってしまい。
どうしようかな〜分割しようかな〜と悩んでいるうちに出ちゃいましたよ!
『ほん呪』の新作が!
しかも、面白かったので、先にこちらのレビューを書いてみました。

ほんとにあった!呪いのビデオ 79』(2018年12月5日 発売)67min
演出:川居尚美、福田陽平
構成:福田陽平、川居尚美、新津徳也、美濃良偲
演出協力:菊池宣秀、美濃良偲
演出補:山本屋歩、寒川聖美、舞木ひと美、大力
演出補見習い:星まおな
演出補応援:大塚裕司

〈収録映像〉
1.新幹線
2.ボルダリング
3.タイ旅行
4.インターホン
5.中古のテレビ ☆(おすすめ)
6.治療室
7.鉄板
8.縁恨

構成:☆☆☆☆(超シンプル構成)
観ている時の自分のテンション:☆☆☆☆(めっちゃ食いついてた)
おすすめ度:☆☆☆(ここから観るのもいけます)

※5段階評価

いきなりシリーズ79作目を紹介しているわけですから、基準どこだよ!と思われるでしょうけれども、今回はかなり高評価です!
ただし、絶対評価ではなく、これまでの78作(番外を入れたらもっとあるんですけど)を観てきた上での相対評価です。
ここが大切なポイントです。
『ほん呪』は歴史を踏まえることで、さらに楽しめると僕は考えています。
1本1本切り離して評価するのではなく、歴史と照らし合わせながら観察し、味わっていく。
「本物だ!」「偽物だ!」と騒がないんです。
変化や機微を捉え、そこに味わいを見出す。
ご長寿シリーズだからこそできる楽しみ方ですね。
では、見どころを解説していきます!


まずは、構成について。
『ほん呪』の構成スタンダードは、大まかに以下のような形です。

○全7〜9本(10本いくものもある)
・短編 3〜5本(VTRの紹介のみ・VTR紹介&投稿者インタビュー)
・シリーズ監視カメラ 1本
・中編 1〜2本(製作委員会による取材・検証あり)
・メイン 1本(前後編に分かれていることが多い)


例えば、

【短編2→中編1→メイン前編→監視カメラ→短編1→中編1→メイン後編】

みたいに、大中小を織り交ぜた構成になっていることがほとんどです。
しかし、今作『ほん呪 79』では……

○全8本
・短編6本(うち5本がVTR紹介のみ)
・シリーズ監視カメラ 1本
・メイン 1本(40分近い尺)

しかも、

【短編3→監視カメラ→短編3→メイン】

という、実質、短編7本を観てからメインが来る、非常にシンプルな構成となっています。(さらに、メインまで投稿者取材もインタビュー2本だけ。)
これ、シリーズ史上全然見ない、逆にトリッキーな構成なんです。

そして、特徴がもうひとつ。
実は71〜78巻まで、「映像が撮られた場所でかつてこういう事件が」などはまだしも、「いまどういうことが起きているか」ということまで、やたらと中村義洋監督によるナレーションで説明しまくる、“ナレーション饒舌ターム”が続いていたのですがこれを抜け出したのか、ナレーションの言葉数が非常に少なくなっています。

つまり、構成がシンプルな上に、ナレも静かで、
かなり淡々とした作りとなっているわけです。

で、それを観てる時の僕のテンション。
爆上がりです
映像の淡々とした感じとは逆に、爆上がりです
「えっ、なにこれなにこれなにこれ〜〜〜〜!」です。
東京03飯塚さんが、コント内で「なんかいまめっちゃ面白いこと起きてるんですけど!」のわくわくを表現しているときに、すっごい声が高くなるじゃないですか。あの感じです

この構成に、僕がここまで興奮していたのには理由があります。
この感じ、“マイ・ベストほん呪”の1本、劇場公開もされた『ほんとにあった!呪いのビデオ 55』(2013年11月23日公開)に近いグルーヴ感なんです。
何かを起こすために、敢えて静かにしている感じといいますか。
実際『ほん呪 55』では、『ほん呪』の仕組み・構成そのものを使った超トリッキーな展開を見せたわけですけれども……自分の感じていたことは当たっているのかも
発売されたてなのでネタバレしないために書きませんが、次回作『ほん呪 80』が楽しみになってきました。

そんな感じで、歴史を踏まえるとわくわくできる1本ですが、今作から観ていくっていうのも、充分いけるんじゃないかなと思います。
純粋に「怖い映像が観たいっす!」という方にも、『中古のテレビ』は楽しめる1本ですよ!

最後に、『ほん呪 79』の好きなシーンを2つ。

○取材中、カメラを回している福田陽平監督が、演出補見習いの星まおなさんに「走って走って!」と指示→全然走らない星さん。

○投稿映像「縁恨」でのアイドルMV撮影中、「アメフラシ行くよ!」と専用機材で雨を降らせるシーン→雨が弱すぎ。夜だしちょっとずつ濡れていくだけで、全然映像に映らないだろうなぁ。


もし、質問などあればコメント欄に書いてくださいね。
引き続き、よろしくお願いいたします〜。

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小出祐介

Base Ball Bearというバンドをやっています。「心霊的なものが映り込んじゃった系ホラー」のレビューなどをやっていきます。

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コメント4件

オススメのほん呪は、何番ですか??
私は森澤さんが出てくる時期が好きです!
スカパーのファミリー劇場で見るのがほとんどです。「ダビング」が怖かったですが一番苦手なのは映像の前に警告してカウントダウンするやつですw
79観ました!
単発物では「中古のビデオ」が凄く良かったです。

小出さんに影響されてからは大好きになり毎シリーズチェックしてるのですが、
川居さんが演出に入ってから特に「なぜ今この場所でカメラを回しているのか。」という、残された映像の整合性に重きを置いて収録する映像を選んでるじゃね?と個人的に思ってます。笑

星さんの走らないくだりは、どうしてもほん呪55を思い出して笑っちゃうし、新幹線が出るだけで2巻の「作業服の男」を思い出してゾクゾクしてしまう。
やっぱり小出さんの言うようにほん呪は歴史で観る作品ですよね、いつかまたニコニコの生実況やってください!一緒に観れる日が来るのを楽しみにしてます!
>オススメのほん呪は、何番ですか??

自分的には、1と2を観てSP1を観るっていうコースが、『ほん呪』がどういったシリーズなのか掴みやすいんじゃないかと思っています。

>「ダビング」が怖かったですが一番苦手なのは映像の前に警告してカウントダウンするやつですw

「ダビング」パンチありますよね。カウントダウン系は最近少ないですが、テンション上がります。

>79観ました!単発物では「中古のビデオ」が凄く良かったです。

クラシックな趣きのある1本でしたよね。とても好きでした。
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