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保育園に落ちた話 −2年前を振り返って

「子どもがいても働こう!」というのは巷でも盛んに言われるキャンペーンだ。
でも、そうは言っても保育園が整備されないことには働けない。

2年前–子どもが1歳になる前、私も見事に保育園に落ちた。

当時、「保育園落ちた日本死ね」が流行語のように世間に広まっていて、まさに私もその当事者になった。

働けない。
仕事に復帰出来ない。

住んでいる地域は、わりと保育園も幼稚園もたくさんあるように感じていた。
希望の園を書く枠は10個、自宅から多少遠くても、全て埋めた。
私の夫の職業柄、所得の低さには自信があった。

でも市役所の受付は事務的にだけ行われるもので、いかに生活が苦しいかとか、そういう話を聞いてくれる場所では無かった。

そして落ちた。

何となく、大丈夫なんじゃないか、
入れるんじゃないかという淡い期待と、
でも本当に落ちたらどうしよう?という不安。

**漠然としたままの気持ちで散々待たされた挙句、あっさりと利用不可通知が届いた。 **

血の気が引き、3日後には40度近い発熱があった。
それでも認可外の保育園に片っ端から電話して問い合わせなければならなかった。

市内だけではなく、近隣の市もどこも空いてなんか無かった。
0歳児の枠というのは、本当に狭き門なのだ。

育休延長の制度も、延長しても給付金が出ない時期だったんじゃなかったっけ…
育児休業の給付金制度が最長2年になったのは平成29年の10月からだ。

とにかく、先に申し込んでいる人が認可保育園に移ることを願って、キャンセル待ちのリスト、それも30人待ちとかのリストに入れてもらうしか無かった。
キャンセル待ちすら受け付けてない所がほとんどだった。

うちの場合は、それで運良く、1つだけ空きが出た保育園に入ることができた。
電車で二駅乗った所の認証保育所で、本当に、タイミングが良く、たまたまだった。

働き続けていられることが、今も真に幸福かと問われると、なかなか答えが出しにくい。
でも当時の私は幸運であったと言っていいと思う。

認可外の保育園に通った体験談はまた追って書きたい。

あれから2年経つけど、何か良くなっているんだろうか。
保育園が足りない現状は依然として問題に上がりっぱなしじゃないか。

今年もそろそろ利用可否の結果が出る時期だ。
保育園に入ることを希望する人の願いが叶いますように…

#保育園 #保育園落ちた #認可外保育園 #共働き #育児休業

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