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「補助金や助成金」のタブーと落とし穴、対策は?【元公務員の目にも涙】

割引あり

【自己紹介】某補助金の元担当者

こんにちは! 元公務員のノーコード事務員ぴょんです。
補助金の業務は、立ち上げも、受付も経験あります。
逆に、一般の方と同様に、申請を提出した経験もあります。

今は、話題の「リスキリング助成金」は、「ノーコード・ローコードツールのkintoneやPower AutomateなどRPAの学習に活かせるかもしれない!」と、注目のまなざしが集まっているようです。

今回の記事は、そういったリスキリング支援者の数名から背中を押してもらって、体験談を記事にすることにしました。
(ということで、書ける範囲ですし、フィクションですし、個人的な見解なので、「参考」程度に読んでいただけると幸いです。が、多少、いつもより、上から目線でお送りします★)

■ 「補助金・助成金あるある」

補助金・助成金あるある

まず、基本ですが、、「細かい……」「厳しい……」と、素朴に思う「よくあるポイント」を確認してみましょう。

<よくあること 基本編>

・補助率の計算式が複雑。

・消費税は対象外。

要件がわかりにくい。

・要件を満たしても、「優先順位」があり、獲得できない補助金がある。


■ 最近の「よくある仕組み」。
肝心なのは、製品・サービスを提供する企業ではないでしょうか。

補助金・助成金の仕組み

昔の補助金は、PTA補助金のように、PTAが自治体に補助金申請するという2者で話が完結したと思うんです。

しかし、いま、製品・サービスを提供する企業が肝心かと思います。

「自社のお客様が求めている補助金や助成金があって、自社の製品やサービスはその該当要件を満たしているか」が超大事です。

ここがはまった企業の製品やサービスが、購買速度の加速や拡大には驚かされたことがあります。

※希望する補助金や助成金は、該当させるには、要綱やFAQをよんで理解していくのが近道ですが、私の考え方や乗り越え方は後半に載せてみます。

■【余談】受付担当者としての嘆き

※ 制度立案者ではありません。

少し、話題が余談になります。
補助金や助成金の受付担当者は、制度や地域ごとにいます。
国の制度をもとに運用している人たちです。けっこう、疲弊しているのではないでしょうか。

<受付担当者が対応で、対応に苦慮してしまうこと>

申請書の受付担当の苦慮事項

・ サイト、説明書やFAQをよまない企業担当者から電話
「該当になりますか」「該当になるにはどうすればいいですか」
(私の場合だけですが、1社ずつ30分レクチャーすること50社 。災害発生時期と重なり、説明会などができず……。)

・ けんか腰で「この制度は、いつ、決まったんだ」「補助対象の拡充できないのか」(必ず、いるのですが、人手不足なので、その電話に出ている人さえ辞めちゃいます。)

該当にならない製品・サービスなのに該当になると言い切ってしまい、あとで慌てて謝ることになる方(該当要件は、自分自身で確認するのが「吉」です。)

(勤務時間外に無報酬で)「ひととおり教えてくれない?」。
(しかも、「説明がわかりづらい」)

■ 製品やサービスを提供する側の「対策例」明朗な価格

<明朗な価格>

・見積書(該当要件と関係ない内容は計上しない)

・表示価格(ウェブサイト等公表している価格があるなど)

・日付の整合性
(例えば、注文は「申請後か」「審査後か」などの基準に沿う)


■【余談】補助金・助成金には、「政策」としての意味が二重・三重に潜んでいる

例えば、リスキリングですと、シンプルですが、企業の側にもリスキリングの機会の提供を促進しているということでもあります。
根拠になった政策や法令をネットで検索してみて、こうした「狙い」を踏まえておくと、該当しやすいサービスや製品、優先順位もイメージしやすくなるかもしれません。
それゆえ、制度開始初年度での審査が「ざる」でも、二年目はどんどんきちんとしていくこともありますので、申請する方も、サービスを提供する方も、注意して見ているといいと思います。

他には、以前、紹介した某福祉系の補助金ですと、必ず一定の介護ソフトの使用を要件として掲げられていました。その結果、補助金の広がりはそのまま、あらゆる介護ソフトに、企業を超えたデータ連携の機能や科学的介護のデータ提供の機能を各社に実装してもらうような流れができました。

■ リスキリング助成金の申請対策

話は最初に戻りますが、「リスキリング助成金」は、「ノーコード・ローコードツールのkintoneやPower AutomateなどRPAの学習に活かせるかもしれない!」と、注目のまなざしが集まっているようです。

以下、あくまで、私の解釈です。まずは、冊子を一読してから、読んでください。

① 自分の会社のリスキリングがどの種類に定義されるか

とくに P1 p2~5 P6 P12 P13・14 は目を通しておくのがおススメです。

※以下、有料です。NOTEからツイッターでリツイートで無料です。

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