今年度の終わり
今年度が終わった。
社会人になると、異動でもないかぎり、「はい、ここでいったん区切り」みたいのはないので、4月1日なったらまた同じメンバーと同じ仕事を淡々とこなすだけ。
何も変化はない。
だけど子どもは違う。
今年度で未満児が終わり、以上児になる。
年少さんになるのだ。
この未満児と以上児はものすごい差があると感じている。
制服を着る時点でお兄さんだな、お姉さんだな、と感じるし、児童一人当たりの先生の数も減るので自分一人で完結しなくてはいけないことが山ほど出てくる。
年少とは言え、4月の時点ではまだ4歳にもなっていない。
うちの息子は5月生まれなのですぐに4歳になるが、同じクラスにはまだ3歳になったばかりの子もいる。
3歳なんてまだ赤ちゃんじゃん、そんな子が制服を着て年少?
なんて、早生まれの親だったら心配で心配で仕方ないかもしれない。
我が保育園は4月になるまで新担任を知ることができないので、先生もわからない。
おそらく持ち上がりの先生はいないだろう。
新しい先生の中で大丈夫か?
私(笑)
今の担任の先生たちが大好きだったから、なじめるか心配。
私が(笑)
先生たちは、年少クラスにいっても大丈夫なように少しずつ慣れさせてくれた。
トイレの場所や普段過ごす場所も少しずついく時間を増やして、新しい環境に慣れさせようと準備をしてくれている。
息子も、もうすぐ「〇〇さん組になるんだ」と楽しみにしている。
成長はうれしいけど、ちょっぴりさみしさもある。
そして制服や体操服、お道具箱セットなど買うものがたくさんで出費も痛い(笑)
今のクラスに上がったばかりの時は、近くにはいるけどそれぞれ個々で遊んでいた子どもたちも、今はお気に入りの友達と一緒に遊んでいる。
喧嘩しても謝って仲直りして。
言葉で意志を伝えあっている。
少し前までは押したりひっぱったり噛んだりたたいたりしていたのに。
今は同じクラスの子が、孫のように思えてかわいくて仕方がない。
誰かの親が迎えにいくと、自分の子じゃない子が「〇〇ちゃん、おむかえにきたよ!」と教えてくれる。
親より親や子どもの名前・顔をよく覚えている。
初めて入った保育園はひどい保育園で、ストレスしかなかったけど(親が)、今は安心して預けられる。
「〇〇に力を入れています」とか、「モンテッソーリ」、「習い事」など、園のアピールポイントははっきりいってどうでもいい。
ただかわいいかわいいって子どもを見てくれる。
成長を見守ってくれるだけでいい。
それぞれの個性を大切にしてくれるだけでいい。
これって勉強とかスポーツとか教えるよりも大事で難しいことだと思う。
先生だって人間だから、子どもにむかつくこともあると思う。
2歳児なんて「いや」が流行語だし、成長度合いも違うし、泣くしわめくし、めちゃくちゃ大変だと思う。
だけど本当に毎日優しく接してもらえて感謝しかない。
先生がこれを読むことはもちろんないけど、感謝の気持ちをこめて。
そして卒園した皆さん、おめでとうございます。
新天地でがんばってね。
(これを年長さんが読むこともない笑)
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