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就活ログ⑤就活裏話

節電、節電、節電
暑い、暑い、暑い

今日は梅雨が明けたみたいです!暑い!
テレビをつけるとどこも節電って言ってて僕の研究室電気使いまくってるな〜と思う今日この頃です。

ちなみに、テレビを消せばエアコンの1.7倍の節電になるみたいです。みなさん実践しましょう。


僕はクーラーガンガン、電気つけっぱ、厚めの布団かぶって寝ている悪の権化です。

電力会社さん、ごめんなさい。







さて話は変わって、みなさんカモミールの花言葉って知ってますか?


カモミール


「逆境に耐える」「苦難の中の力」といった意味合いを持つ花だそうです。






今日は就活中、それも最終面接前日にあった僕の就活体験記を書きます。







それは、一次面接、二時面接を通過し、ようやく掴み取った2回目の最終面接でのことでした。








2回目の最終面接緊張するなー、しっかり想定質問集作ってそれを覚えて、前日は早めに本社近くのホテルに着いてしっかり寝るぞー、っと予定では思っていました。







本社は東京で大阪に住んでいた僕は前乗りをして時間に余裕を持って最終面接に臨もうとしていました。







そして、最終面接前日、研究室が17時に終わり20時の新幹線で東京に向かいました。






セブンイレブンで晩御飯用におにぎり買って、明日の朝用にヨーグルトも買ったりして準備はカンペキ!
いざ、東京へ!






ブゥーーンっと東京駅に向かいます。





真面目で緊張しいな僕は新幹線の中でもしっかり最終面接対策します。




脳内で面接をイメージして、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
コンコンコン
失礼します!xx大学xxx研究科のseraです!
本日はよろしくお願いします!


(どうぞ、おかけください)
はい!失礼します!



(では、まず学生時代頑張ったことを教えてくれますか?)

はい!私の学生時代頑張ったことは、、、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





と、このように脳内イメトレもバッチリこなし、内定絶対取るぞと約2時間30分みっちり対策していました。





そうこうしているうちに新横浜を過ぎ、そろそろ降りる準備をしようかとリクルートカバンをゴソゴソしていると、、、









え、サイフは???







あれ?!






あれ????







サイフがない



落ち着け!リクルートカバンをもう一度よく探せ。
スーツのポケットは?
一緒に持ってきているアディダスのスーツケースに入れたんじゃないか?
足元に落ちてないか???





探せるところは全て探したけれど、見つからない






サイフなくしたorすられたーーーーー!







隣で座っていて新横で降りた青髪の女子大生みたいなやつちょっとこっちみてたよな?!
トイレかタバコ行ってるときに盗られたか??





実はこの新幹線中、5回くらい席を立ってます。
おそらくサイフはリクルートカバンに入れていて、チャック開けっぱなしで行っていたから盗られたんだと思いました。





くそくそくそ、どうするねん、どうするねん、どうするねん






幸いにも行きの切符はポケットに入れてたし、泊まる予定だったネカフェもスマホの電子マネーでどうにかなると思ったけれど、あの中にクレジットカードとか免許証とか帰りの切符とか全部入れてるんやぞ!





あ、でもまずとりあえず車掌さんに言わないと!





(ご案内いたします、まもなく終点東京、東京〜、)




と、とりあえず降りる準備しないとっ!




座席テーブルに置いていた就活ノートやゴミをしまい、急いで降ります。




そして、1号車方面まで行き、車掌さんに、




サイフの落とし物ありませんでしたか?






と聞くものの、





見つかっていません、今清掃のものが車内を点検していますので聞いてきてもらってもいいですか?





と言われ、どうか見つかっていてくれ〜っと清掃員の人に聞くも、




サイフの落とし物はありませんので改札の駅員に相談してもらえますか、





とたらい回しにされ、もう23時30分だよっと虚しさと焦燥と疲労感満載で改札に向かいました。





サイフを落としてしまったんですけど、今着いたのぞみの新大阪から東京にきてて、、えっと、乗るときにはあったはずなんですけど、えっと、、、







頭の中がパニックになっていて頭に浮かんだ言葉を次々話してしまいます。






とりあえず乗っていたのぞみをもう一度探してみます。ご連絡先をここに書いてください。






〜カキカキ〜





それで、あの、こういうときって帰りの切符ってどうにかなりませんか?往復で買っていたんですけど、今お金も全くなくて、、、






んー、ちょっと切符を再発行するのは厳しいです。家族の方に新大阪で代わりの切符を買ってもらうことで帰れることができると思うのですが、、、







(どうしよう、)







このときの僕はこの前親に新しいパソコン代を出してもらったのもあってお金のことは言えない、ましてやサイフをなくしたことなんてもっと言えないという思いがありました。







わかりました、とりあえず行きの切符だけでも領収書の再発行をお願いしてもいいですか?







と、新幹線代を企業に立て替えてもらうために領収書だけはもらい、時間も時間なのでひとまずネカフェに向かいました。






(はぁ〜、なんなん、なんで東京きて、最終面接前にこんな思いせなあかんねん、絶対サイフ盗んだやつ許さん)







など、負の感情のオンパレードで夜の12時過ぎやっとのことで快活クラブにつきました。







が、しかし、





受付のタッチパネル: 

身分証明書を提示してください







え、???







僕はそんなに快活クラブに行ったことがなかったのですが、そこの快活クラブは夜中は無人みたいで、コールサービスも夜中はやっていないという最悪な状況でした。






その後、カラオケ館、ジャンカラなどカラオケ店で泊まることも考え向かったのですが全て年齢確認を行わなければならないという大きな壁を乗り越えることができませんでした。






まさに不幸の連続、サイフを失くさなければ全てうまくいっていたのに、、、






後悔ばかりが押し寄せ赤坂見附の繁華街を約30分、重いスーツケースをひきずり、呆然とさまよっていました。







もう、就活どころではなくなり、明日の最終面接もこんな状態じゃ絶対受からない







そんな思いが頭をよぎります。






歩いているとスーツを着たチンピラみたいな人に、




キャバクラどうっすか?





とか聞かれ、もういっそのこと文無しで遊びに遊びまくって怖い人たちにボコボコにされようかとも思いました。(でもそんな勇気もなかった)





そして、新幹線でおにぎりを食べたもののお腹も空き、視界に入ってくる天下一品の、超絶こってりとしたラーメンが無性に食べたくなりました。







スマホの電子マネーはあり、チェーン店なら安心して食べれることからチャーハン定食のこってりを頼みました。




全てを失った気になっていた僕にとって、天下一品のこってりは今までで食べた何よりもしっかりとした味に感じ、同時に、疲れがほんの少し癒されました。




こってりにも関わらずスープもほとんど飲み干し、少しの眠気がやってきました。






もう寝る場所と言ったら公園くらいしかないけれど、赤坂見附という場所は大阪でいう難波、名古屋でいう栄みたいなところです。



治安も悪く、盗られるものはそんなになくても自分の身体が心配でした。



しかし、終電はなくなり、もうどんなところでも横になれるならどこでもいいという思いだったことから、「赤坂憩いの広場」沿いの石のベンチで寝ることにしました。





幸い、赤坂見附の繁華街から少し離れ、TBSのビルや赤坂Bizタワーがあったりとキレイめオフィス街のような場所で警備員の人も見廻っていたりとほんの少しは安心要素がありました。






コンタクトを外し、スマホをモバイルバッテリーで充電し、
スーツが入っているスーツカバーを掛布団にして、まだ肌寒い5月の夜を寝心地の悪い石のベッドで過ごしました。






疲労が限界に達していたのか意外とすぐに眠れ、約2時間ほど眠ることができました。






少し明るくなってきた5時ごろ、浅い眠りから目が覚め、少し赤坂駅周辺を徘徊しました。







スタバなどのカフェで時間を潰そうと思い、朝7時まで別の公園でボッーとしながら待っていました。








この頃には昨日の夜の焦燥や絶望感はだいぶ和らいでいて、ただただ最終面接というタスクを受け入れている、という感じでした。








もう受かるか受からないかはどうでもいいし、準備もカフェに行ってからでいいや、と少し投げやりな感じになっていました。








やっとカフェがオープンしたのですが、最終面接がある13時まで暇を潰さなければなりません。







本当ならここで面接マナーや、想定質問をおさらいしようと思っていたのですが、そんな気にもなれずベーコンサンドとカフェラテを食べた後は机で寝ていました。








12時になりスーツを着た会社員やオシャレなOLたちが多くなってきて、僕も戦闘態勢、スーツに着替え、少しおさらいしました。






そして、いよいよ重いスーツケースを引きずり本社に向かい、受付でスーツケースを預かってもらい、控え室へ。






疲労が残っていたせいか、最終面接前日とは思えないほど最悪な夜を明かしたせいか、全くといっていいほど緊張していませんでした。







昨日の夜は絶望で満ちていたのに、そのときは不思議と落ち着いていて、普通にやれば受かるやろ、という心持ちでした。






面接でも今までで一番良かったのではないかと思うほど手応えを感じ、受け答え、面接官の反応、ともに上出来でした。





とりあえず、最終面接という本来の目的を遂行し、神奈川に住んでいる先輩からお金も借りることができ、無事大阪に帰ることができて、もう二度とこんな経験はしたくないけれど、受かっても受からなくてもどっちでもいいやと思えた僕の就活史上最も悲惨だった就活裏話でした。






後日談になるのですが、結局、その会社からは内定をもらえ、サイフも大阪の梅田で落としていたことが判明し、全てチャラ、いや内定というおまけつきで返ってくることになりました。







人生ここぞってときに思いもよらないトラブルが起きて、すごくつらい、苦しい思いをすることもあるけれど、それまで必死に積み上げてきたモノはそう簡単に崩れないし、
今回みたいにトラブルがあって、どうしようもない状況でも、逆に就活のプレッシャーから解放されて予想以上の力を発揮し最後にどんでん返しで良くなることもあるから人生捨てたもんじゃないなって思いました。

おわり



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