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タガメ水槽に油膜が張ってしまいタガメが溺れた(応急処置)

先日、タガメ水槽に油膜が張ってしまい成虫のタガメが溺れてしまった。
掃除をサボってしまったのと濾過装置を過信しすぎたが故の事故だ。タガメが水に入りたがらず、何日も水の上で翅を乾かしていたので不審に思い、水中に入れたところ溺れてしまった。

慌てて水から取り上げ、キッチンペーパーの上で乾かしてやると復活したが、しきりに後ろ脚で呼吸管のあたりを掃除している。おそらく油膜が付着してしまい上手く呼吸できないのだろう。

油は酸性なのでアルカリ性のもので中和できるはずだ。パッと思いつくものでタガメにそれほど強い害が無さそうなものは「重曹」だろうか。
重曹を飽和するまで水に溶かし、霧吹きでタガメにかけてやることにした。

タガメが完全に乾くまで待ち、キッチンペーパーの上で重曹水をかけてやる。するとタガメは暴れ始めた。暴れるということはやはりタガメにとってはあまり良くないのだろう。だが、このまま放っておいても溺れて死ぬか餓死するかなので仕方ないと思い、霧吹きで何度も重曹水をかけ、流水で洗い流し、重曹水をかけ、と4回ほど繰り返した。タガメを抑えて翅をめくり、隙間にもしっかりかけてやった。
冷たい水では油が固まるかもしれないので35度くらいのぬるい水でよく洗ってやる。

そうして水槽に戻すと数時間は陸で翅を乾かしていたが翌朝見てみると水中に戻っていた。
その2日後には餌も食べていたので持ち直したのだろう。

タガメが溺れてしまった際は重曹水を応急処置として試してみるのは有用だと感じたが、重曹水が必ずしも効果的だったかと言われれば怪しい、ぬるい水で洗うだけでもよかったかもしれないし、重曹水が生体に与える影響もよくわからない。

そもそも水槽に油膜が張らないようにするのが理想だが、事故は起きるので対処法の一つとして覚えておくと良いかもしれない。

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