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恋するように旅して〜ウズベキスタン編 最終回

ウズベキスタン旅も終焉に近づいてきた。

本当はヒヴァとか、テルミズとかも行きたかったけど、日程上止む無しだからしょうがない。

もう後はグルメに集中して、旅の記憶の痕跡を残していくモードにグッと切り替えていきます。

晩ご飯はリャビハウズすぐ近くのお店へ。

ウズベキスタン舞踊ショーも見られるお店なので、海外の人が多い。

なんとなーく、スラヴ系のような感じに見えるけど、正直なところ細かくは分からない。

あんまり笑わない団体はロシアから来てるという話をこっちでも聞いたけど、真偽はどんなもんでしょう。

さて、お料理がきたところで、話題をこちらに。
サラダはおなじみ、安定感のある内容。

今回はビーツのサラダもつけてみた。

甘酸っぱいビーツはこれはこれでおいしい。

そしてお昼に続いて焼き鳥アゲイン。

やはり、ムネ肉に目覚めそうになるやわらかさ。

ここまでがブハラのディナー。


翌日からはとにかく移動日で、まずは車でひたすらサマルカンドに戻る。

前に立ち寄ったのがものすごく昔のように感じるサマルカンド。

ランチのお店に入るなり、仲間になりたそうな瞳で見つめてくるラクダーズ。お目々うるうる。

ラクダに見つめられながらいただく。

最後だから、メジャーどころのメニューをがっつり頼んじゃいました。

プロフもアゲイン。昨日のランチよりお肉控えめ。

そしてきました、ラグマン!!

改めて、汁なしタイプより、汁ありの方が好きだなぁ。

麺は日本のうどんより少し細め。
コシは細い分弱いけど、かといってフニャフニャでもない。
やわらかさで言えば、正直、福岡のうどんの方がやわらかい。

牛肉がのってるので、食べ応えのある味だけど、日本の肉うどんより油分多めでこってり仕上げ。

ここまできて、おなかいっぱいだけど、絶対食べたかったマントゥもオーダー。

こ、れ、は…

一口食べてわかる。
ものすごく羊なやつやん。

見た目小籠包で、やはり料理の類としては小籠包と同じ料理なんだけれど、使っているお肉がものすごく羊。

つまり、羊肉で肉汁ジュワッとくるので、差し詰め羊の大群が口の中に押し寄せてくる感じになる。

羊肉は嫌いじゃない。嫌いじゃないけど…
正直、ノーマル小籠包をそれなりに食べて慣れてるので、比較しちゃうとノーマルが好きかな。

でもおもしろかったのは、外の皮が見た目以上に丈夫なこと。

中華で小籠包食べる時って、隣のとくっついて、破れないようにおそるおそる剥がしたりすることがあるじゃないですか。

そして皮の質感もぷりっと弾力があり、つるりとしている。

でもマントゥは違う。しっかり個々が独立してる。わたしはわたし、あんたはあんたというように、きっちりしていて、少しかため。

だからこそ、あの大量の羊フレーバー肉汁も逃げ出すことなく、口の中を駆け巡るわけです。


ここまで食べて、改めて料理の裏に脈々と流れる歴史を振り返る。

東西交易の要衝は、まさに料理もマーブル模様。

シルクロードのセンター街はさすがのスケールで、ウズベキスタンを去るわたしを、大群の羊フレーバーと瞳うるるんなラクダとともに見送ってくれたのでした。

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