墓所清掃

やがては眠りにつく、その場所のお話。

お盆が近づいてまいりました。義母を手伝って、墓所廻りの草抜き草刈りをしてきました。

ちなみにクリスチャンの私。先祖崇拝はできません。でも「あなたの父と母とを敬え」の原則はあります。だから私に至るまでの代々の方を偲びます。また、お墓も葬式も丁重にという姿勢でのぞんでいます。大切にする=拝む、とはならない、違うものと言う考えです。

本邦、寺社の影響力も強い里での暮らし。郷に入っては郷に従えと、重々無言の圧力を受けてはいます。さりながら、黒を白とは言えません(灰色が存在することはわかります)それだけです。

私にしてみれば、素直に生きているだけであります。そんな異質を認めたくない方にすれば、なんと硬直した、そして和を尊ばない生き方かというあたりでしょう。(どう思われているかが「わからない」ほど幼くはありません)

淡々と、そして誠実に、日々を重ねていくのみだろうと思っています。生きている間に、嫌がられても表明していこうと思うのです。「多数」が必ずしも「正解」ではない、そもそも「正解」なんて人が簡単に定義できないということを。

死してなお、「あいつの言う、父・御子・みたまの神さんとやらを、知ってみたい」と思っていただけたらと願いつつ歩んでいきます。

まずは、近くにいる義母と義父に。そう思いながら、卒塔婆の前で草抜きをする私なのでした。

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