桐谷晃司/ビジネスセラピスト/起業家

1964年大阪府生まれ。3度の起業、1度の倒産、2度の事業売却を経験。2001年にイン…

桐谷晃司/ビジネスセラピスト/起業家

1964年大阪府生まれ。3度の起業、1度の倒産、2度の事業売却を経験。2001年にインタネット関連デジパ株式会社を創業し、社員10名以上が起業するプロ集団に。2020年「ビジネスセラピスト」としての活動を開始。著書に「検索せよ、そして動き出せ」(ビジネス社)等。

最近の記事

小倉広氏の新作「すごい傾聴」(ダイヤモインド社)

小倉広氏の新作「すごい傾聴」(ダイヤモインド社)を拝読した 「滑る傾聴」役の滑川課長と「すごい傾聴」役の須豪山課長の対比が大変わかりやすかった、そして内容が濃かった 私たちは、傾聴場面ではついつい教えてもらったテクニックを使いがちである でも、私のお師匠さんも小倉氏と同じことを言っていた 日本人はカールロジャーズの「オウム返し」「うなずき」の表面だけを捉えているが、本来、彼の傾聴は、もっと能動的であった この著書ではそれを「追体験する」「相手になりきる」と表現されている

    • メンバーのアイデアを引き出す技術

      ファシリテーション型リーダーに必要な5つの技術とは、 1、「場」つくる技術(チームビルディング) これは心理的安全性を作ってチームビルディングを行います。 2、傾聴技術(カール・ロジャース提唱のアクティブリスニング) 傾聴が上手くいくと「自己開示」が起きる。 「自己開示は」その人の成長につながる。 3、メンバーのアイデアを引き出す技術(ショートブレストの構造を理解) アレックス・F・オズボーンのアイデア発想法を使っていますが、これは一つの会議手法です。 4、自

      • 第2回「ファシリテーション型リーダーに必要な5つの技術」

        サイコムブレインズ主催で、3月7日 に開催された第2回「ファシリテーション型リーダーに必要な5つの技術」でのモデレーターとの対談の一部を書き起こししました ファシリテーション型リーダーシップを通してどんな組織づくりや、どんな組織の在り方を提案・実現したいと考えていますか? 2008年のリーマンショック以降、組織経営の成功法則の単発的なものがなかなか見出せませんでした。 さらにリーマンショックの後にコロナ禍によって人の働き方というものが大きく変わり、リモートワークが多くの

        • ファシリテーション型リーダーシップ

          リーダーも組織も幸せになりたい トップダウン型リーダーは、ビジネスで成功するかもしれないが 私生活では、アンハッピーのケースが多い 例を挙げるならば、熟年離婚 統計によると熟年離婚は、奥さんから言い出す 現在、経営するデジパスタイルでは23年間に10名以上の起業家を輩出している 自主独立性の高い社員が育ったのは、ファシリテーション型リーダーシップを実践したからである 26歳で人材ビジネス企業の役員から始まり、組織運営リーダとして30年以上の経験から、トップ型リーダーの限

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          ビジネスセラピーワークショップ~シリーズ1「傾聴技術を磨く」~を開催します

          ビジネスセラピーワークショップ ~シリーズ1「傾聴技術を磨く」~を開催します <内容> ZOOMによるオンラインワークショップで、参加者とファシリテーターとのオープンワークを中心に「傾聴」を学んでいきます。「傾聴」「コーチング」「ティーチング」の違いと目的をレクチャー。私は現場で、3つを使い分けるので「傾聴」と「コーチング」の使い分けも今回のテーマにしています。 *定員4名 *金額 5千円 *日時  12/27 10:00-13:00 *申込先・詳細はここから

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          「会社も社長も破産するな」

          ニュースフィードの投稿 桐谷 晃司 42分 · プライバシー設定: 公開 「会社も社長も破産するな」企業再生サービスを始めました。中小企業の場合、会社倒産と連帯保証人の代表取締役社長の同時破産が、かつては一般的だった。 しかし、最近は、過剰債務を抱えて経営難に陥っている会社から採算性の良い事業だけを会社分割や、事業譲渡によって別会社(第二会社)へ一定の対価をもって分離することで優良事業を存続させ、その対価とともに不採算事業・過剰債務を残された旧会社として、債権者の合

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          脳の回路をつくる

          運の悪い人は、運の悪い脳の回路になっている 同じ景色、同じ情報をインプットしても、ネガティブなモノを拾った後に、ネガティブなアウトプットをしてしまう 「タオ」、ゲシュタルト心理学でよく使われる「ルビンの壺」の逸話でもそうだが、100%の黒も無いし、100%の白も無い 例えば、この一年、私は、ブログ等の文章を書くことをさぼっていた、そうすると回路が錆びついて、全く筆が進まない そこで、文筆家の詩郎に相談すると、「脳の回路が錆びているので、お遍路のちょっとした出来事でも、今、

          弟子社員を募集します

          桐谷晃司事務所では、3年で独立した起業家になりたい私の弟子社員を募集します ■応募資格 ・16歳以上男女、国籍問わず ・挑戦してみたい事業企画の提案 ・3年で起業家になるという意志 ■待遇 ・出社義務無し(どこでも業務可能) ・年間休日 130日 ・勤続3年で、1000万円以内の出資(出資比率30%以内) https://kiritanikoji.com/

          起業家出資始めました

          桐谷晃司事務所は起業家への出資を始めました 出資最高額1千万円 起業家の出資額が0円でも、最高300万円までビジネスモデルを購入するというスキームで株式譲渡します 興味のあるビジネステーマ ・サスティナブル ・地域再生 ・教育 ・心理療法 ・IT ・空き家再生 ・遊休不動産活用 お問合せはオフィシャさいとから https://kiritanikoji.com/info/

          ゲシュタルト療法

          百武さんのゲシュタルト療法を昨日から学んでいるのですが、「変容の逆説的理論」の講義で、変容は自己否定している時は起きないという逸話が妙に気に入りました。「今の私を否定して新しい私になることは出来ない」 私の世代は、1980年代、社会人に成り立ての頃、徹底的に自己否定を教えられた。「今のままの自分ではダメだ」「もっと自分のレベルを上げろ」等。50代後半に入っても、その呪縛が、まだ自分に残っているのだと気づきました。

          ヴィクトール・フランクの「夜と霧」

          ヴィクトール・フランクの「夜と霧」を読み直した まさに、今の時代に必要な一冊だ ナチスの強制収容所経験に基づいた実話である 無力感に溢れ、生きる意味を見失う環境においても人には、生きる3つの価値があると書かれている 最近、世の中は「やり方」に溢れている 社内でディスカッションしていても、ほぼ「やり方」について話す 本屋に行っても、「やり方」の本だらけである そういう自分も、新しいビジネスモデルを探すことに多くの時間を費やしていることに気づく でも、今、世の中に足りない

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          仕事を断る勇気

          web制作事業を営むクライアントのセッションで、「仕事を断る」というテーマがありました 私は、結構、仕事を断るケースがあります 18年間、経営するデジパのWEB制作事業では、 サクラを使う出会い系サイトの案件、消費者ローンの案件は全て断りました ビジネスポリシーとして、社会に貢献しない案件、求められる予算が低くて見合わない案件、金額の割りに時間工数を求められる案件は、基本、全てお断りしてきました 理由は両社がハッピーにならないからです 他の理由として、社会に貢献しな

          ヒーローズジャーニー「英雄の法則」

          今週、クライアントの経営者に対して、ヒーローズジャーニー「英雄の法則」のセッションをするためにテキストを作成しています ヒーローズジャーニー「英雄の法則」とは、神話の研究家であるジョーゼフ・キャンベルが作った映画で、英雄の法則を導き出し、神話を図式化し「英雄の旅」と名付けた そしてジョーゼフ・キャンベルが導き出した「英雄の法則」は、数々のヒット映画のストーリーにも通じていた スターウォーズ、ロードオブザリング、ハリーポッター、ロッキー等 英雄の法則は12の章に分かれる

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          発酵するとは変化すること

          私が、醤油を作り始めて8年目になりました 寒冷の季節にに、約10か月発酵させた醤油を絞ります 今、大半のメーカーの醤油は、1~3か月と短期間で製造するため、本来の発酵食品として効能が少なくなってきています 日本は、元来、発酵食品の国です 納豆、漬物、みそ、日本酒、醤油など 自然酒で有名な寺田本家23代目当主で「発酵道」の著者でもある寺田啓佐氏は、微生物の体に与える重要性を説かれ日本人の長寿のポイントであると語られた 約10か月発酵させた醤油を一升瓶に詰めておくと、数週間で栓が

          「行動力」を高めるには「情動」を使う

          1990年代に最も流行った成功法則は、「思考が実現する」(ナポレオンヒル、マーフィー系統)です 私も20代で、このプログラム使いました ところが、思考を行動に移してして成果に結びつけられた人の成功割合が約20%だったという論文がでた 残りの80%の人は、思考を行動に結びつけられなかったのです そこで、21世紀に入り脳科学が進歩し、なぜ、思考(意識)を行動に結びつけられなかったかを脳化学者達が分析しました 「思考」しても行動するための「情動」を動かせなかったのです 意識

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          コロナ禍の時代は免疫力を上げる

          コロナ禍の時代、メディアは恐怖を煽るだけで、いかにして免疫力を上げるかという話をしない テレビも出版も危機を煽った方が視聴率は上がるし売れる 本屋の店頭を見ても、「日本は国家破産する」というような本は山積みされているが「日本が世界最大の債権国である」というような本は片隅にある これが現状で、売れるニュースと、真実は違うと私は考えている 例えば、がん細胞は1日5千個生まれ免疫細胞(リンパ球)が殺している 毎日5千勝0敗なわけ 体のメカニズムは正に神秘である 私は、免疫力上げ

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