【仕事紹介】「ライブ制作」って何してんの?③〜制作=パイプ役?〜

またまた前回の続き


画像1

↑大活躍だな。この図。

<さぁ、感動を届けられるライブを創りましょう!>

1個前はお金の動きの話だったのでちょっと夢を失ったかも。笑
ここではやっと「制作」らしい話をしていきたいと思います。

だいたいの予算が組み上がったところで、さて、今度はより良いライブを
作っていく過程です。
アーティストさんご本人や、プロダクションスタッフと
たくさんたくさんのミーティングを経て、、、
・どんなライブにしたいか
・その為にはどんな舞台が必要か
相談しながら作り上げていきます。

その過程で、
・コンサートに様々なアイデアを吹込み、構成を作る「演出家」
・舞台における制作進行を取り仕切ってもらう「舞台監督」
・コンサートのテーマを最もお客さんに目で伝える「大道具」=舞台セット
・そしてそのセットや演者をより美しく染め上げる「照明」
・お客さんに届く音に関わる全てを取り仕切る「音響」

様々な業種のスタッフが加わってくることになります。
こちらに色々書かれてました。
なんか腑に落ちないところもたくさんあるけど(笑)

↑の業種は、色々な職種の人が兼任することもあれど
 (例えば制作や舞台監督が演出まで全て構成を取り仕切ったり、
ある程度までの規模感のライブならその舞台監督の範疇の仕事を制作で一括していたり)
「これが無いとそもそもライブが開催できない仕事」です。

そして、(わざわざ1本線引く必要もないのですが )
その次に書いてある仕事が
よりお客様にあっと言わせられる特別な感情を届けられる
+αのセクションです。

・ライブしているアーティストの後ろを彩ったりより表情まで感じさせてくれる「映像」
・照明では再現できない視覚効果をもたらしてくれる「レーザー」や「電飾」
・火薬やガス、風船や煙など、様々なインパクトを与えてくれる「特殊効果」
・ダンスグループやメガアイドルのコンサートでよく見る
舞台がすごい高さにせりあがったり・・・「特殊機構」
・様々な音に効果を与えたりライブにハマるように音の長さを編集したり
「マニュピレーター」

などなど。いわゆる演出の「飛び道具」になってくれるセクション。

ここに挙げた以外にも例えばアーティストさんがバンドだったり
楽器の取り扱いが大事な場合一般的に「ローディ」と呼ばれる
楽器スタッフさんが加わったりします。

あと、忘れてはいけない「運搬」=トランスポート
(以下「トランポ」と略します。)
そう。トラックです。
「え?トラックの運ちゃんが無事に会場に運べばいいんじゃないの?」
と、思われるかもしれませんが違います。本当にとても大事。

ドームやアリーナのような大規模なコンサートでは、このトランポさんが
機材が運ばれてくる順番、トラックが入る順番を全て取り仕切ってくれ、
この方々の段取りによって全てのセクションに影響を与えます。

アーティストさんの
「こんなライブを届けたい!」の気持ちをもとに
それを実現させるために。そしてより良い形でお客様に伝えるために
「制作」が中心となってたくさんの職種の方々をアサインして
協力してもらいます。

すごーく簡単な言い方になってしまうのですが
「ライブ制作」という仕事は
形のない「気持ち」を汲み取って
それを目で見て耳で感じてもらう為に組み立て
そして見ていただいたお客さんに
これまた形のない「気持ち」を届ける

ハブやパイプと言えるお仕事なのです。


さっき↑に挙げた仕事の中で1番伝わりにくいのは
「演出家」ですかね。
この次はこのお仕事に関してのお話もできればな。と思います。

次の記事に続く・・・

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