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美しさや優しさを活かす経営

モノが溢れる時代において、機能的価値だけでなく情緒的価値が大切になってくるはずです。

BtoBはBtoCよりも機能的価値が重視されますが、それでもSlackやweworkが選ばれる理由に「何か、カッコいい。」「何となく、イケてる。」というものがあるはずです。

機能的価値を生み出すのは、人材が持つ「賢さ」や「強さ」だと思います。

「賢さ」とは問題を解決する能力であり、「強さ」とは競争に耐え抜く能力です。

リンクアンドモチベーションにおいては、こうした能力がこれまで非常に重視されてきたように思います。

社員も理系や体育会系出身者が比較的多かった。

こうした人材がこれからも重要であることは疑う余地がありません。

しかし、今、それだけでは顧客から選ばれ続けることは難しいのではないか、と感じています。

情緒的価値を生み出すのは、人材が持つ「美しさ(を生み出す能力)」や「優しさ」なのではないかと感じています。

「美しさ」とは意味を表現する能力であり、「優しさ」とは他者を思いやる能力です。

リンクアンドモチベーションではこうした能力があまり重視されてこなかったように勝手ながら感じています。

もっとそうした人材の能力を経営として重視し、重用し、引き出していくべきではないか。

「美しさ」や「優しさ」が求められる典型的な仕事がデザイン。

UI(ユーザーインターフェース)とは美しさの結晶であり、UX(ユーザーエクスペリエンス)とは優しさの結晶なのではないかと思います。

営業やマーケティングをやる際にも現場の社員が重視するのはKPI、数字であり、デザイン、UI/UXという要素は僕が連れてきたパートナー企業の方々にかなりの部分を担保してもらっている。

会社の業態や規模の割に、デザインを手がける社員やデザインを意識する幹部があまりにも少ないところが、「美しさ」や「優しさ」を持つ人材を活かせていない、情緒的価値を重視できていないことの表れであるような気がします。

それについては僕が、トップダウンで改革していかなければならないのではないか。

そんなことを感じた日曜の朝でした。ポエムすいません。


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