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面倒くさがり。


「面倒くさい」という感情が
ときどき体に舞い戻ってくるときがある。

マメな人間になろうと
努力しているつもりではいるけれど
少しでも油断をすると
生粋のO型血液が
どしん!どしん!と騒ぎ出すのだ。

そんなとき、決まって私は
モノに対する態度が暴力的になる。

気持ちを汲み取ったり
優しく撫でる心がけなんて
頭の中からすっぽりと抜け落ちて
感情の波に身を任せるようになるのだ。

髪が絡まってしまったときは
根こそぎ引っこ抜いてしまうし

煮魚の骨が邪魔に感じたら
噛み砕いて食ってやるし

燃えないゴミの分別が面倒になると
なんでもかんでも
自宅のゴミ箱に突っ込んでしまう。

でも、面倒くさくて放棄したことは
巡り巡って必ず自分の頭に
たらいを落としてくるようで。

引っこ抜いた数本の髪を見ながら
頭皮がひりひりすることに
泣くことになったり

口の中に骨が刺さって
3日間くらいとれなくなったり

ゴミ箱からわざわざ出して
もう一度分別作業をするはめに
なったりするのだ。

モノにぶつけた痛みというのは
どこかで消化されることなく
そっくりそのまま自分に返ってくる。

それで後悔するくらいなら
最初から時間やモノを大切にして
手を繋いで共存していくことが
大事なのかもしれない。

魚の骨に泣かぬよう
一本一本丁寧に
お皿の隅っこに並べていくことが
平和のコツなのかもしれない。

いつも荒くてごめんなさい。

魚の骨に今日も土下座をする。


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Koji ( コジ )

「文学 × アート」をモットーに書いたり描いたり作ったりするマルチアーティスト。手作りブックカバーのお店「心象風景」店主。小説、イラストエッセイ、ブックカバー店のあゆみなどを残しています。HPはこちら👉https://koji-bookart.jimdosite.com/

ほんわかコラム「オノマトペ日和」

日常生活の中で出会った音や感情などをもとにしたコラム集です。(5月半ばより一旦お休み中です)
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