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可能性を広げる選択を

2月のある日のこと。
#遡りすぎや

近鉄奈良駅の献血ルームで
骨髄バンクのドナー登録をしてきた。

そう、ちょうど競泳の池江選手が
白血病を公表した頃で
その影響もゼロではない。

むしろ100だ。

登録そのものは
書類記入と2ccの採血のみで
すぐに終わった。

説明員さんや医師の方が
今後の流れを丁寧に説明してくださり
不安とか、逆に 心構え!とかもなく
まぁそうなんですねと納得する感じ。

ここで全てを説明するのは難しいので
気になる方は日本骨髄バンクの公式サイトから
詳細ご覧いただくのがいいかなと思う。

で。
こうしてドナー登録に興味を持つ人が増えた一方で
「後先考えず、安易に登録するな」
というような意見も
ネット上で少なからず見かけた。

「適合すると分かったら絶対断るなよ?」
「仕事なんかを理由に辞退するくらいなら最初から登録するな」
「登録は簡単だけど、実際の移植は簡単じゃないんだよ?」

まぁ、それぞれの正義というものがあるから
それらの意見を全否定するつもりはないのだけど
「報道に踊らされて善人ぶるな」
とまで言うのは一体どういう正義だ。

私自身は、何かを選択するときは
できるだけ可能性を広げる方を
選択するようにしている

あとは、誰の意見を参考にするかも大事。

「安易な気持ちで登録するな」は
一体誰の意見だろうか。

私はこの日、直接現場で聞いてきたのだ。

説明員さんは何度も
「最初の適合通知の段階では
そのときの、それぞれの事情もありますから
断ってもらっても大丈夫です。
それでもなお
ドナー登録者が少ないですから
可能性を広げるという意味でも
たくさんの方にご登録いただきたいんです」
と仰った。

また、医師の方は
「そりゃぁ軽く考えすぎるのは困りますが
でも、重く考えすぎるのも困るんですよ(笑)」と。

なので、やはり
登録に来て良かったなと思った。

適合通知が来たとき
体調も万全でスケジュールも何とかなりそうで
家族の了承も変わることなく
自分の気持ちも完全だなんて
そんなこと今の段階から確約できる人なんて
そうそういないと思う。

だから、登録しようかなっていう
今の気持ちに素直に行動し
もしタイミングがやってきたら
そのときにもう一度本気で考えたって
いいんじゃないかなと。
完全な約束はできないから
やらないでおこう、よりは
全然いいんじゃないかなって。

だからって誰彼に
ドナー登録行きましょう!なんて言うつもりは
全然ないけど
もし興味はあるのに踏みとどまってるって方に
少しでも感想が届けばと思い書いてみたインスタの投稿を
今こうしてコピペしてみた次第。
#何故今

あ、そうそう。
骨髄バンクじゃなくて
臍帯血バンクというのもあって。
出産のときに胎盤と臍帯に残った血液を採取するもので
母子には痛みも負担もないのだけれど
臍帯血の採取をおこなえる産科施設は
限られているそうで。
今後、出産する機会のある方が
出産施設を選択される際
こういったことも選択要素の1つにしてもらっても
いいのかなぁなんて思ったのは2月のこと。
#だからなんべん言うねん

すっかり梅雨が近づいてまいりましたが
皆さまお元気ですか。
おやすみなさい。


#骨髄バンク #骨髄バンクドナー登録 #臍帯血バンク

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