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社内のコミュニケーションを劇的に変えるちょっとしたコツ

企業研修の場にいけば、必ず相談を受ける点についてです。

「コミュニケーションは難しい。どうしたらいいか?」

このような記事をみつけましたので、コミュニケーションのヒントとしてコミュニケーションの専門家として、考察してみたいと思います。

「5人のなかでCの“次に”背が高い人は?」 解釈の分かれる質問にあなたならどう選ぶ?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190513-00000083-it_nlab-sci

「Aの身長は150センチ、Bは155センチ、Cは160センチ、Dは165センチ、Eは170センチ。この5人のなかでCの次に背が高い人は?」

興味深い質問です。

答は主に「D」(50%)と「B」(33%)で割れています。いったいなぜでしょう。私自身あまり、「B」のように取られることはないと思っていましたが、33%もいるんですね。

理系の知り合いは、

「当たり前に『B』だと思った。理由は、『A』〜『E』を背の高い順に並べた図をイメージしました。そうすると、当たり前に、『160』の次は、『155』の『B』と考えました。一方、この考え方で、小さい順から並べると、『165』の『D』になりますね。」と言っていました。

また、こんなことも言っていました。

「直感で、どちらから並んだイメージが浮かぶかにも左右されるようです。」と。

理系・文系関係ないのでしょうが、その時の感情や気分などに左右される直感に頼るとタイミングによってこのように同じ人でも変わるようです。


もし、これが仕事だったらどうでしょうか。こんな光景は当たり前にあると思います。この例を使った場合の上司から部下への指示です。

上司「Cさんの次に背が高い人に明日までに書類を提出しといてね」

部下「分かりました」


↓翌日の朝


上司「もう書類渡しといてくれた?」

部下「夕方には準備できると思いますが・・・」

上司(なんで理解できないんだ。と不機嫌に)「急いでやってくれ。そして提出したら報告してくれ」

     ↓その夕方

部下「Bさんに渡しましたよ」

上司「えっ、Bさん?Dさんだろ!(いらいらしながら)なんで理解できないんだ?」

部下(心の中で)「『Cさんの次』は『B』さんではないですか?『D』さんだとしても指示が悪い!いつも指示があいまいなんだよ。忙しい中、頑張ってやっているのに。・・・」

上司(心の中で)「あいつは、理解力低いな。なぜ、指示通りできないんだ?」

このように、こんな些細なことでも修復不可能なほどの関係に悪化していきます。ここには3つの小さいけれど大きなポイントが潜んでいます。

・上司からの指示が、あいまいな指示である点(「D」さん、と指定していれば良かったのです。「いつものあの店ね?」などと言っていませんか?)

・なぜ、明日いるか理由を伝えていない点(これによって部下からの質問もしやすくなります。時間リミットもお互いに納得できます)

・部下のことを考えず、自分の都合だけで依頼している点


ここでは、

「Dさんに何時までに渡してね。理由は〜だから。忙しいところごめんね。今、その時間ある?」と相手の呼吸のリズムに合わせて(相手の間合いに合わせて)尋ねていたら良かったのです。

お互いが誤解もなく、気持ちよく仕事ができ、信頼関係も高まるのです。(相手の間合いを合わせて話すこと。特に自分が地位が上であればこれは実は大きなポイントなのです。私はコミュニケーションの専門家でもありますが、もう約30年剣道をやってきている背景があります。)

この記事の最後にも下記のようにありますが、

「意味が正確に伝わるよう補足するといった気配りが大切なのだなあ……などと、あらためて考えさせられた次第です。」


加えて、「いつもありがとう」など本心からの言葉が、一言あれば良かったのです。そうなると、コミュニケーションがうまくいくのです。企業様で相談を受けるコミュニケーションの課題はたったこれだけで大きく改善するのです。

上司なら指示に慎重になると同時に、疑問を思った時に部下が尋ねて直せる雰囲気を作らなければならないのです。


繰り返しになりますが、たったこれだけで大きな成果とプラスの変化が生まれるのです。

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北宏志(きたこうじ)

人材育成に関わるセミナー・研修講師、中国ビジネスアドバイザー。人材育成・組織開発や現地での経験を活かした中国ビジネスが専門。株式会社ポールスターコミュニケーションズ代表取締役。
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