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文武『両道』ではなく、文武『不岐』である

「文武『両道』ではなく、文武『不岐』である」
この中にある下記の部分を最終回として解説させていただきます。

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鳥取一の進学校・米子東をセンバツに導いた「超合理的思考法」とは
ー部員16人の公立校はなぜ躍進できたのかー
http://bunshun.jp/articles/-/10511
(文春オンライン19.1.25)
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【以下引用】


「僕、文武両道という言葉がよくわからないんですよ。文武両道というのは、部活と学校の勉強は別物だという前提があるから『両道』という話になるわけですよね。

でも、学校の目的ってテストで点を取るだけじゃない『学力』を身に着けることでしょう。その手段として部活があるんだと思うんです。国語、数学、社会とかの科目も、野球部での活動も、全部横並びで、等しく学力を養う手段に過ぎないと思うんです」

野球部での部活動も学校の勉強もあくまで同じフィールドの一科目にすぎない。

紙本はそう考えているのだという。「だから僕は生徒に『文武は不岐だ』と言っているんです。文武『両道』じゃなくて文武『不岐』なんだと。要は学校の勉強を頑張ることが野球が強くなることにつながっていて、野球や甲子園で勝つために毎日頑張ることが、みんなの受験に活きるんだということですね。

野球のためのトレーニングが最終的にはテストの点にもつながるんだと、そういう話をしています。大学入試でいい点を取ることと、部活に打ち込むことは、別に相反することではないでしょう」

【引用ここまで】


まずは、「目的」が何かということをしっかりと認識した上でその後の行動が次々と決められていっています。

この「目的」が自分の中で明確だからこそ、ブレていませんよね。それがこの記事を通して伝わってきます。

それほど「目的」を最初にしっかりと考え、「胎落ち」させることが重要なのです。

「文武は不岐」というのも興味深い思考ですね。このように考えるところから違った発想が生まれます。

中学や高校の剣道部には、部訓が多数ありますが、この「文武不岐」を使用しているチームは多数あります。

今回の連載で、考え方、思考法、というものをお伝えしてきたつもりです。どの場面にでも活用できる方法・技術を教えること、これがこれから求められている「生きる力」、そのものではないか、と私は考えています。

今回採り上げてきた記事からは、これからの時代、身に付ける必要がある力に関してのヒントが分かりやすく散りばめられていました。

如何でしたでしょうか。

私立の中高で教員として、これからの時代の教育を専門に教えてきた者としてまだこれらの考え方や教育に触れてこなかった社会人に、学校とビジネスの世界、両方で教えてきた私の強みを活かして学んでもらうことが私の使命であると考えています。

3月8日(土)10時~13時 東京・品川駅
部下指導に悩むリーダー必見
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http://www.pole-star.me/seminar_20190309

画像はPixabayの3093594によるものです。

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