事業承継コラム第1回:目線合わせ、思いの伝達の大切さ

最近、事業承継に関する相談を受けることが多いです。
先月も事業承継をテーマとして、福岡県で講演をさせていただきました。そしておかげさまで、事業承継に関するコーチングも開始することができました。
改めて、今話題となっている事業承継についてお伝えをしていきたいと思います。

事業承継をするときの問題点の一つに、現経営者が承継の意思をきちんと、承継者に面と向かって伝えていないことがあげられます。

家族内での承継を一例としてあげると、現経営者であるお父さんと、その息子さんって、肝心なことに関わるコミュニケーションが不足していることが多い。それをお母さんが心配しながら見守っているという状況が多いように感じます。

ふたりとも、空気みたいな雰囲気で、「オレが継ぐことになるんだろうなあ」とか「カレに継いでもらいたいな」みたいな感じではいるのですが、言葉をきちんと交わすことは少ない。

その状態だと、どちらも承継に本気じゃないから、本来すべき事が後回しにされてしまい、いざ承継するという段階で、とても困ります。

お互い、ほわーんとしているから、息子は商工会議所や青年会議所の活動等が忙しくて、会社を継ぐことも、本業も中途半端にしかできない場合が多い。

だから、お互いに「継がせる覚悟」「継ぐ覚悟」をハッキリさせないと駄目です。
これはある地方の経営者の奥さんの話ですが、東京の企業に就職した息子さんが、年末などに実家に帰ってくるとき、社長であるお父さんと二人で飲みに行くそうです。

本当はお母さんも一緒に行きたいけれど、あえて行かないようにしてるらしいんですよ。息子もいい年齢になったし、お母さんとしては、父子で事業承継の話をしてくれてれば良いなと思っている。継ぐ話をしてくれていることを祈っていますとおっしゃっていました。

本人同士で解決していれば良いですが、もし心配ならば、家族全員が集まる機会をつくってお互いの意思を確認する場をつくるのも母親や家族の役割だと思います。

事業承継は、本人達だけでなく、家族や従業員も巻き込む一大事業です。「継がせる覚悟」「継ぐ覚悟」を持たせるために外堀を埋めるのは、周囲の人達の役目の一つになるのかなとも思います。

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