高次脳機能障害とはつまり一体何か? 当事者の体験からの具体例
「高次脳機能障害」と検索すると病院とか論文とかのサイトが出てきます。
でもお医者さんや看護師さん向けの内容なのか、体験談とかではなく、一般的に症状としてこういうことが起きますという説明や理論がほとんどでした。
「高次」な「脳」の「機能障害」であり、「高次機能」の「障害」なのだと理解しました。私のnoteはそういう理論的な話ではなく、当事者が感じたことのまとめですので、こんなふうに理解しています。
高次機能とは「失語」「失認」「失行」という感じで分けられます。
失認
・物や図形を見てもそれが何かわからない。
・左半分を認識できない(見えても頭に入らない)。
失語
・言葉が出ない。しゃべれないということだけではなく、物や人の名前とか会話の文脈に合わせて、イメージを言葉にすることができない。
失行
・服を着るとかラーメンをはしですすって食べるとか、特定の行動ができない。
・細かいところでいうと、「ネックレスを止められない」「子供のお着替えを手伝えない」とかもです。
シャワーを浴びるとかトイレに行くといった行動は病院のリハビリで回復できますし、自転車に乗るのも体が覚えているのでなんとかなりますが、生活ってそれだけではありません。目と手と頭を使って小さい名も無いタスクを実行することを大量に積み重ねていくことです。
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