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【VTUBER】どうして郡道美玲には炎上が付きまとうのかの考察/にじさんじ

以前VTUBERの業界にもカーストというものは存在するのかどうかという事で、郡道美玲さんをモチーフに記事を書きました。

その郡道さんが現在炎上しているというのを見かけたのでその補足的な感じの記事になります。

■状況

Yahoo!ニュースにも掲載されていたので結構大きな話になっているのかもしれません。

noteでも記事になっているものがありました。

批判と擁護が両方存在するものの場合どの視点に立って見るかで見え方や意見が変わって、対立構造ができるとより一層収めが効きづらくなります。今回のケースでは原神も運営する崩壊3rdというゲームのファンと郡道さんファンリスナーを含む郡道さん側とが対立する形になっています。正確ではないですがざっくりとはそんな感じです。

こちらの記事がどちらかというと中立寄りで書かれているので今回の件はわかりやすいかもしれません。僕が見た感じでは

① 崩壊3rdのファンが苛立つ様な発言が度々あった
② 発言に対する批判が表に出る
③ 郡道さんが言った言わない問題に発展させる
④ 郡道さんが法的措置をちらつかせる
⑤ 批判を投げていた人が謝罪
⑥ どっちが悪いの問題に発展

という感じかと思います。

大事に発展したポイントとしては上記の②③部分でしょう。
無視すれば大事になる様な社会性のある問題でもなく、違法性のあるような事でもありませんので。
そして決定打になったのは④です。

ですが炎上の様になり、大事になりかねない雰囲気が現在あります。
崩壊3rd、原神の運営元は中国のゲーム会社大手のmiHoYoです。

中国の企業ですので中国人の感情を煽る様な形になるとANYCOLOR社としても相当に手間のかかる状況になる可能性もあります。

■避けられる炎上をどうして避けなかったのか

ここからが本記事の要点の部分になりますが、冒頭に以前書いた郡道さんのカーストに関する記事を出来れば読んでいただけるとわかりやすいと思います。

郡道さんとそのファンの関係性というのはスクールカーストの関係性に似ています。強いポジションである郡道さんが居て、そこに所属する事で得られるメリットによってファンやリスナーと強い関係性を構築しています。これについては別に郡道さんだけに限らず配信者やVTUBERで同様の関係性を構築しているコミュニティは他にも多数あるでしょう。前記事で郡道さんを取り上げたのはその特徴が他よりも顕著に出ている為です。

話を戻してどうして上記②③の様な行動を取ったのか。
発端のツイートや当該箇所の配信を見てみると、【郡道美玲が〇〇に対して死ねと言った】『死ねとは言ってない。〇〇なら死んでもいいけどと言った』【それは死ねと言ってるのと同じでしょう】『そんな事はない』と発展していって後半に至って下記の様になっています。ここが上記④の部分ですね。


個人的な意見ですが、やりとり自体は小学生の口喧嘩の様なものです。
ここが良くなかったかもしれないですね。
小学生の口喧嘩で最後に一方が
「傷ついた。弁護士を通して賠償請求をする」
と言った様な感じです。
言われた側(崩壊3rdファン側の人)はさすがに恐怖して”すみませんでした”と謝罪します。
これを傍目に見ていた人が、特に崩壊3rdファン側や、郡道さんの手法がひどいと思った人が

「そりゃさすがにひどいんじゃないの?」
「言い方は悪かったのは確かでしょう」
「相手を力で屈服させて一方的に謝らせるとかあんまりじゃない?」

といった様なリアクションを取り始めて炎上化していった様に思います。確かに僕自身も書いていて確かにこれは良くない流れと行動だなと感じます。

どうしてそんな流れになるようなリアクションを郡道さんは取ったのか?

・自身が上位に位置する事の誇示
・自分に歯向かうと痛い目に会うという事のアピール
・同意するファンの数による正当性の獲得

という感じの理由が推測ですが仮説としては挙げられます。
これは前記事のカースト上位であるが故に出てきたリアクションというのが根拠になります。


■コントロール

どの組織でもそうですが明確な定義づけがされていない上下関係というのは維持し続けていくのが難しいです。企業の様に社長、部長、課長、チームリーダーなどの組織内のどこにポジショニングされているのかをルール化していればコントロールはしやすくなります。
ですが学校内のクラスメート同士の組織の様にルール的には上下関係は無い、けれど力や影響力の優劣で上下関係が存在している場合は状況によってそれが変動します。それがスクールカーストというもので、昨日まで上位者だった人間が翌日いじめの対象に切り替わり下位ポジションに落ちてしまうという事があります。その為、上位者は自身が今現在も上位者であるという事をアピールや誇示していく必要性が生じます。

郡道さんとリスナーの関係性というのはこの状態に似ていて、上位者である郡道さん、それを支持するリスナー、支持しないその他という構造を持っています。ここに今回の件を当てはめると崩壊3rdの件で批判をしてきた人達というのが支持しないその他に当てはまります。

郡道さんのポジションとしては支持しないその他が目立ってきた場合、それを潰さないと自身のポジションが揺らぐ可能性があります(実際にあるのかはわかりませんがカースト上位者はそう考える傾向があるという感じ)。

これが本来であれば余計な言い争いは行わない方が面倒が無くて済むのに、そこに首を突っ込んでしまう要因です。


■終わりに

ただ、何となく現在の雰囲気を見ると今回の件は郡道さんが選択を誤った様に感じます。
というのはこれまでは支持しないその他は個人であったり、小さな対象だったからこそ力の誇示をできてきたのだと思います。今回については対象が大きすぎたかもしれません。
前述した子供の口喧嘩で例えると

小学生の口喧嘩で最後に一方が
「傷ついた。弁護士を通して賠償請求をする」
と言って
言われた側は恐怖して”すみませんでした”と謝罪します。
が、そこで終わらず
謝罪した方が実は超巨大企業の社長の親戚で関係者が次々と
「ちょっと待った、おかしいでしょうそれは」と騒ぎ始めた

みたいな最後にもうひとつ展開が加わった感じですね。


崩壊3rdという多数のファンがいるコミュニティそのものに喧嘩を売ってしまった様な形で、且つそのコミュニティは敵対関係になってしまうととても強力な中国のコミュニティが大元にあったという形です。以前ホロライブでも桐生ココさんの件で中国と敵対してしまった(意図せずに)事で引退に追い込まれ、その後も長期的に攻撃され続けたという事例を鑑みると郡道さん自身もそうですしANYCOLOR社としても慎重な判断と対応が必要な案件に発展する事もあり得るかもしれません。

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