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ラジオネームいじりについて

ラジオには面白さがつまっている。

たくさんのラジオ番組を聴いて思う。


特に、いろんな番組がリバイバルしている時にそんなことを思う。


ラジオならではの笑いにラジオネームいじりがあると思った。いじりと言っていいのかわからないけど。

リスナー参加型というラジオのシステムが活かされた笑いのパターンだ。


テレビやライブでは演者と観衆の双方向性が乏しいからラジオならではのことだ。

最近はYouTubeとかでライブ生配信して、感想を受け付けるということはあるかもしれないけど。


IPPONグランプリで素人投稿紹介の時間がある、あのペンネームをいじっているようなもの。
テレビでやると、やはり絵がわりしないし、インパクトに欠ける気がする。

音声メディアのほうがネームいじりには適している。



とくに、くりぃむしちゅー上田さんのラジオネームへの指摘は秀逸だ。

有田さんが平然と読み上げるラジオネームの意味をよく問うている。
笑うというより、無味乾燥に流されがちなラジオネームに感情(たいていは怒り)を加えて笑いを生み出している。


真面目な問い合わせに対しても、ラジオネームがふざけていると怒ることもある。
このやりとりがたまらない。

知識があるから咄嗟にラジオネームに反応できるのだろう。すごい。



次長課長の河本さんもすごい。

クイズの答えにラジオネームを言った時点で不当を突きつける。
河本さんのキャラクターも相まって楽しい。


みんなが通り過ぎると思ってるところを
熱を持って、止めるという「裏切り」が笑ってしまう要素なのだろうか。

熱を持ってというのがポイントなのかも?
名前なんて誰にでもあるものだし、よっぽど珍しくないと気に留めない。
また、一風変わった名前だとしたって、それは変更できないものだとみんな知ってる。

普通だったらそんなものに熱をぶつけて拘っても仕方ない。
そんなことにムキになっているのが面白いのか。



伊集院さんもたまにラジオネームをいじる。
いじるというか、気になって触れずにはいられないのか。

ペンネーム「夏目漱石」

伊集院「それずっと前にペンネームとしてつけられてるから」

みたいなやりとりがあった。


確かに。



本来、偽名として外に出すように作られるものなんだろうけど、

これで笑えるのって最高だな。

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