美容師さんとのコミュニケーションについて②

高い美容院にはあまり行かないので、珍しくそうゆうところに行くと勉強になる。

8,000円くらいかかったんだ。もう一回思い出して、書いてみよう。


まず、ロッカーがあったな。
荷物預けるようの。


普段行くところでは、店員さんに預けるだけだ。

貴重品は手元に置いておくというシステムだ。


本もこころなしか多い気がする。
ブルータスやCUTもある。

イスに座って待ってると、
スタイリストが顔のところまで目線を下げて挨拶してきた。

これもいくばくかのサービス料かも。
髪型の写真を見せたら、何個か疑問点を返されるのはいつもの美容院と一緒。
でも、いくらかテンションが高く、
「あなたを変身させます」感を感じさせる。

シャンプーはアシスタントの子。

アシスタントと
スタイリストって使い分けも気になる。

シャンプーだけでも、しっかり客をエンターテインさせなければならない。
そう教育を受けているはずだ。

お前のシャンプーで客のノリも変わるよ!みたいな。


「今日、お休みなんですか?」
の定番のつかみから始まる。

このつかみ、美容院でしか聞かないな。いや他でもきくか?
このフレーズ使ったら、「いや、美容院じゃないんだから!」とつっこんでくれるだろうか。

そっから何をしてたか。
この街と私の関係性。
私の住まい。
休日の過ごし方。

そんな感じで聞いてくる。
マニュアル通りにトークを広げられた感じだ。

そして、休日の過ごし方からディズニーの話へ。ディズニーは彼のてっぱん話らしい。

「兄弟で行くんですよ!」
「キモいですよね!?」

ディズニーという誰にでも馴染みのあるアイコンを使いつつ、自虐を入れてくるあたり、馴れを感じた。
たびたび話している感じを。

シャンプーへの印象はない。

ただ、自虐を披露された時、僕の顔面には白い紙が乗っている。
リアクションをしながらも、あの紙をずらしてはいけない。なかなか難しい。

かといって、
「そんなことないですよ。」
なんて冷たく返答したら、

彼のシャンプー熱を削いでしまうかもしれない。それは避けねばならぬ。

「はにかんで、紙が少し動いてしまうのが正解な気がした。そうに違いない。」


彼のシャンプーが高級なテクニックだったかはわからないが、しっかり教育を受けて、サービスをしているのはなんとなくわかった。


それにしても、会話のマニュアルは拡げることが中心なのか。

これは寂しい。


だいたい無難に
・仕事
・休日
・テレビ
・旅行
・グルメ
・出身地
・家族

あたりが会話テーマになる。


それで、満遍なく聞いていって引っかかりがあるところを追求したり、
または、ディズニーのように自分のフィールドへ持ってくるというタイムマネジメントだろう。


つまらない。


僕は10分1本勝負みたいな話がしたいし、聞きたい。

シャンプーの間はずっと、お好み焼きに関する話のように。
いろんな角度から掘っていけるかが会話の面白みだと思うし。


高い金払うならそうゆうサービスを受けたいかな。なんてね。

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