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「サスティナブル・キャリア」を実践するための2つの視点

さいきんは、「サスティナビリティ(持続可能性)とキャリア」が自分の探求テーマのひとつになっています。

まだまだ探求の旅のあゆみを始めたばかり…いや、パッキングをしているところかな。とにかくこれから探求をすすめていきつつ、考えたことをこのnoteでも発信していけたらと思っています。

(サスティナビリティとキャリアについての探求した内容を発信するマガジンをつくったので、気になる方はフォローをどうぞ!)


さて、「サスティナビリティとキャリア」といったとき、僕は2つの切り口があると思っています。その2つとは、「持続可能な社会や環境をつくることに関わるキャリア」と、「個人のなかで無理がなく、持続可能なキャリア」です。


(1)持続可能な社会や環境をつくることに関わるキャリア

たとえば、昨今注目されているサーキューラーエコノミー(※1)に関わる仕事に就く、あるいはプライベートでプラスチックフリーな生活をするなども、広い意味での「持続可能な社会や環境をつくることに関わるキャリア」だといえるでしょう。

つまり、自分の外側にある社会や地球やコミュニティといった、”外的な”持続可能性に関わる生き方です。

※1
サーキュラー・エコノミー(Circular Economy:CE)とは、アクセンチュアのページにわかりやすくまとめられていますが、そこから引用すると、次のようなものです。

再生し続ける経済環境を指す概念です。製品・部品・資源を最大限に活用し、それらの価値を目減りさせずに永続的に再生・再利用し続けるビジネスモデルも意味します。


(2)個人のなかで無理がなく、持続可能なキャリア

以前、グリーンズの鈴木菜央さんがコラムで「幸せのドーナツ化現象」について書いていました。

ソーシャルデザイン領域で何かを成し遂げる人は、つい家族と自分をないがしろにして、社会課題の解決や目指す未来づくりへ邁進する人が多い印象です。

これは本当にそうで、「これからは環境に配慮したキャリアじゃないといかん!」と、(1)のキャリアをきばって歩み始めても、自分のなかで無理があればすぐ息切れしちゃいますよね。

だから、自分のなかで無理がなく、続けられることという、2つ目の意味での持続可能性も大切です。(1)と対比させていえば、”内的な”持続可能性に関わるキャリアです。


これら2つが交わるところに、サスティナブルなキャリアが立ちあらわれてくるんじゃないかと考えています。「サスティナブル」というと(1)をイメージしがちですが、(2)もだいじ。

ここではさしずめ、「持続可能な社会や環境をつくることに関わりながら、個人のなかでも無理がなく、長く続けることができるキャリア」を「サスティナブル・キャリア」と呼んでみましょう。


これからはサスティナブル・キャリアの時代だ! と説教くさく言うつもりはありません。しかし世界でESG投資の額が年々増えていたり、サーキュラーエコノミーが注目されていたり、これは感覚ですが若い世代でもサスティナビリティを軸に就職・転職する動きが生まれていることをかんがみても、サスティナブル・キャリアを歩む人はこれから増えていくんじゃないでしょうか。

僕もこれから、そんなサスティナブル・キャリアを歩んでいる人をインタビューしていきたいと考えています。ゆくゆくはインタビューをまとめた本を出せたらいいな〜なんて妄想もあったり。「こんな人いるよ!」など、ぜひぜひ教えていただけると嬉しいです。

それでは、また明日。



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