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キャリアデザインからキャリアカルティベーションへ。その鍵となる「自分の関心領域でイベントやっちゃう」こと。

ゆたかな農作物はゆたかな土壌で育つように、人のキャリアも、関係性というゆたかな土壌のもとで育つ。


つまり

「キャリアの物語は関係性という土壌で育まれる」

という持論を、僕は持っています。


以前noteでも、こんなふうに書きました。

キャリアの“結果の質”を高めるためには、まずは自分と関わる“関係の質”を高めるべき。
自分のキャリアというものは意図して設計するというよりも、関係性という土壌を耕すことによって、自然と芽が出て育っていくことがあるんじゃないか。

僕はこれを、「キャリアデザイン(career design=キャリアを設計する)」ではなく「キャリアカルティべーション(career cultivation=キャリアを耕す)」と呼びたい。


じゃあ、具体的にどうすれば関係性という土壌が耕せるのか?

ロールモデルとなるような人を探してみる、気になるイベントに行ってみる、友達にキャリアについて相談してみる……

いろんな方法がありますが、僕は最近、「自分で関心領域のイベントを開催する」のが、けっこういい方法なんじゃないかな、と思っていて、最近は僕がキャリアコンサルタントとしてキャリアの伴走をするとき、「自分で関心領域のイベントを開催する」ことを提案することが増えてきました。

そして、実際にそのイベントが次のステップへの大きなきっかけになった方もいます。

僕は「自分で関心領域のイベントを開催する」と、次のような収穫が得られると思っています。


(1)関心領域の解像度が上がる

イベントを開催するために、下調べが必要になりますし、イベント自体がインプットの機会になります。その過程で、関心領域の知見がたまったり、「あれ、意外とワクワクしないな。もしかしたら自分の関心は別のところにあるのかも?」という、自己理解も深まります。

(2)関心領域が同じ人と出会える

今回のnoteのテーマといちばん重なるのはこれ。イベントの集客を通じて、自分と同じ関心を持った方と知り合うことができます。そうした方は、自分が知らなかった情報や、出会いをもたらしてくれる存在になります。また、イベントにゲストをよべるようであれば、そのゲストは自分よりその領域で一歩先を行くメンターになってくれる可能性もあります。

(3)「この領域に関心がある人」として認知してもらえる

イベント開催を通じて、「この領域に関心がある人なんだな」と多くの人に知ってもらえると、それ以降その領域の情報が自分に集まるようになってきます。もしかしたら、その領域の仕事が来ることもあるかもしれません。これも、関係性という土壌からの収穫物でしょう。

(4)行動力がつく

関係性という土壌を耕すには、行動が欠かせません。これまでやっていなかったことをやってみる、知らなかった人に会ってみる……そんな行動が、新しい出会いをもたらします。その意味で、イベントを開催することは、新しい出会いの機会を自ら創り出す行動力を養ってくれます。


Facebookがあって、Peatixがあって、スペースマーケットがあって。今ほどイベントが開きやすい時代はこれまでなかったのではないかな。イベント飽和の時代と言われるけど、裏返せばイベントが民主化したとも言えるわけです。

だからこそ「自分のキャリアのためのイベント開催」がしやすくなってる。やってみた結果失敗しちゃっても、小さい規模であればそこまで大きなリスクはないので、「とりあえずやっちゃう」くらいのノリでやってみるといいかもしれません。

僕もキャリアコンサルタントとして、「自分のキャリアのためのイベント開催」の伴走はしていきたいと思っているので、「関係性というキャリアの土壌を育むためのイベント開催」をしてみたいけど、どうしていいかわからない、という方がいたら、ご相談くださいね!

では、また明日。

サポートがきましたって通知、ドキドキします。