IMG_0869のコピー

フローレンスさんをのぞき見してきた。

性格のいい会社に、人が集まるようになってきているみたいだ。

佐藤雄佑さんの著書『いい人材が集まる、性格のいい会社』のなかで、性格のいい、つまり人を大切にする会社に、いい人材が集まり、結果的に会社として成長していくことができると書かれていて、ぼくは嬉しくなった。

だって、いくら会社が成長していても、そのなかの人が疲弊しているような会社があるとしたら「なんだかなぁ」と思うもの。実際、世間からの評価は高いものの、実は社員は不満をたんまり抱え込みながら働いているという組織をぼくもいくつかみてきたから、なおさらだ。

じゃあ、性格のいい会社をきちんと選べばいいよね、という話なのだけど、どこの会社の採用ページを見ても「うちは風通しが良い会社です」とか、「みんな生き生き働いてます」とか、「うちは性格のいい会社です」とうたっているから話がややこしい。

そのなかから、どうやって本当に性格のいい会社を見極めればいいんだろう。

いろんな方法があると思うけど、ひとつの方法は「のぞき見」すること。

たとえば、NPO法人フローレンスはフローレンスと関わることに興味がある人や、フローレンス自体に興味がある人を対象に「のぞき見イベント」を開催してる。

ぼくもこの前「のぞき見」させてもらったのだけど、フローレンスの事務局で働くスタッフのみなさんが、NPOに入ってのギャップやお金の話など、かなりリアルなところまで踏み込んで話してくれた。

こうした会社の説明会のようなイベントに行くと、人事担当者や社長しか話さなかったり、いい面しか話さないことも多い。

けれど、それでは会社の性格はわからない。人事担当者や社長はフロントマンであり、会社の外の人に対して会社の魅力を話すことに慣れているし、現場のリアルなところまで聞くことができないことが多い。

でも、「のぞき見!フローレンス」では、話すのは基本、現場で働くスタッフさんのみなさん。しかもその話ぶりをみても、そこにはたぶん、「採用に繋がらなくなりそうだからこれは言わないでおこう」みたいな忖度なし。

うまく言えないのだけれど、「組織のなかの私」ではなく、「私じしん」として、本音で語りかけてくださっている気がした。

きっと、「嘘をついてでも多くの人にエントリーしてもらおう」、というのではなく、「本当にフローレンスの価値観や働き方に共感する人と出会いたい」、という思いが、みなさんに共通してあるんだろうな。

フローレンスの「のぞき見イベント」のような機会で、組織のスタッフの方のリアルな声が聞けることは、いい性格の会社を選ぶ時にすごく貴重な機会になる。

そうした機会が一般的になって、働く場を選ぶときに、そこで働いてる人の声を聞くことが当たり前になっていくと、外面はいいけれど実は中の人が疲弊している、性格の悪い会社に人が集まらなくなり、自然と淘汰されていくようになるんだろうな。

フローレンスの「のぞき見イベント」、おそらく今後も開催されていくと思うので、興味がある方はぜひ、「のぞき見」してみてくださいね。

サポートがきましたって通知、ドキドキします。