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ぴあのとおはなしの会@京丹後

3/30(土)は、京都府の北の端、京丹後市久美浜にある「ミルク工房そら」さんの「ミルク祭り」と、その夜にあった「裏丹後バル」にぴあのとおはなしの会で出演させてもらいました。
京丹後へ移住した仲間のひとりでもある、ゆきねちゃんが繋いでくれた縁で、ミルク工房そらさんの15周年記念でもあった今回のイベントで、ぜひにということで呼んでいただきました。とってもありがたいお話です。

実はこのイベントに至るまでに、下見と称したミニツアーで、今回を含めて3回、京丹後を訪ねることになりました。おかげで、通常の旅とは少し違った、ディープな地元の魅力を存分に味わわせていただくことができたのでした。そんな京丹後の空気を存分にチャージして、今回の公演の演目を作っていきました。
今回の公演に向けて準備したおはなしは3本。加えて、地元の小学生が絵をつけた地元の民話を題材にした紙芝居2本、合計5本を上演しました。
おはなしを決めて、最初の稽古まで約2週間少しというタイトなスケジュールにも関わらず、5本分の曲とシナリオを用意できたのは、振り返ってみたらようやったなあ、という気持ちですが(笑)。とても面白い作業でした。
いつも、コニャックさんから送られてくるシナリオを読みながら、曲を考えていくのですが、今回は図書館で京都の民謡を集めた本を借りてきて、地元のわらべ唄をモチーフに音楽を構成してみたりと、ちょっといつもと違うくふうもしてみたり。

当日は日中にあったミルク祭りでは「かぶと山の人喰い岩」「久見浜湾のこのしろとり」「雨降り地蔵」の3本を上演。こどもたちが食い入るように観てくれていました。なぞなぞも挟みながらのおはなし。こどもたちも楽しく過ごしてくれたようでした。

対して夜の裏丹後バルでは、お話と、その裏側にあるストーリーを、地元のバー「ベリーニ」のマスター・田茂井さんによる解説のセットで味わうという、歴史好きにはなかなか面白い企画でした。
今回は、「かぐや姫」「大江山の酒呑童子」の2本を上演。実は京丹後地方には、浦島太郎伝説やかぐや姫伝説があって、その話と当時の時代背景、物語が意味するもう一つのストーリーを、タモさんの解釈で紐解いていくという流れ。今回の本番にあたっての下見では、さらに踏み込んだ面白い話を聴いていて、これはぜひご一緒してみたいなあ、と思っていたので、上演する側でもありながら、この解説はめちゃくちゃ楽しませていただきました。


裏丹後バルは、地元の食材を用いて、生産者や食材の背景も紹介してもらいながら美味しくいただくという企画。とにかくすべてが美味しい!

今回の公演と一連の旅で印象に残ったのは、食や、地元に対してまっすぐに向き合いながら、いいものを届けていきたいという想いを持ちながら暮らす人々の風景でした。
作り手が、どのような想いを持って、どのように生産しているのか、を知ることは、受け取る側にとっても必要なんじゃないかなと改めて思いました。
食べ物についていえば、安全で美味しいものを手に入れたい、という思いはあるのですが、それはやっぱり、作っている人がどのような思いを持って、どのようにして作っているのかがわかることも大事ですが、直接その作り手と出会い、話しながら築く信頼に基づくものだよな、と感じました。
そういう気持ちが、日常を幸せに暮らしていくベースになるのかな、と思います。
この日常をずっと続けていくために必要なこと、できること、声を上げなければいけないことを、考えて自分たちなりに動いたり、繋がっていくことが、これからの時代で一番大切にしなければならないことなのかもしれない。

ああ、それって多分音楽も同じなのかもしれないですね。

自分も、ひとりの小さな音楽の作り手として、人としての出会いを大切にしながら、音楽を届けていければ幸せだなあと思います。

全国各地、いろんなところに作ったものを届けたいなと思う今日この頃です。

とてもわくわくする縁を繋いでくれたゆきねちゃん夫妻、そらの学さんはじめスタッフの皆さん、ベリーニのタモさんにぴあのとおはなしファミリーに大感謝。ありがとうございました。



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hàmme

ひとりひとりの穏やかな日常に寄り添う、「普段使いの音楽」をつくりたい。 ★pianist,composer,trackmaker★ぴあのとおはなしの会★ twitter;@hamme_pf★この活動は本業とは別の私的な業務外活動です

社長の日記帳(仮)

日々の機微やよしなしごとを綴る不定期更新日記。
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