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生後3か月まで続いたストーマ生活

前回の記事で低位鎖肛について書きました。低位鎖肛だったのにパウチ生活に突入した理由は誤診によるもの。しかし赤ちゃんの身体は小さいので正しい判断ができなかったことについては仕方がないことなので受け入れることに。

そんなこんなでオストメイトライフが3か月続いたのですが、主治医の先生から早めに人工肛門を閉じても問題ないと判断してもらい、8月某日に手術日が訪れたのでした。そして一部癒着があったものの問題なく閉じることができました。

初めは高位or中位を覚悟していて短くても1年以上はオストメイトを覚悟していたので、これは私たち夫婦にとって朗報でした。

そして始まったリハビリライフ

浣腸セット

人工肛門経由だと無意識に便が出るようですが、私たちが便をするときにイキむ筋肉を使ったことがないので、人工肛門閉鎖後、1日2度の浣腸のリハビリがはじまりました。

はじめはおぼつかなかったのですが、パウチ交換と同様2日目には慣れてきて、1か月後には寝ている赤ちゃんを起さずに浣腸ができるようになりました。日々の浣腸は毎日のことなのでなれるのが早いのですが、病院で月1の検診時、ブジーという処置があり、これは最後まで慣れず本当にかわいそうでした。

肛門を増設して造ると、体は傷口だと勘違いし治そうとするので、お尻の穴が塞がらないように、鉄の棒を肛門から入れてふさがないようにする処置です。慣れてくると指ブジーなどで対応するようなのですが、処置のたびにギャン泣き・オムツに血がついている状態に。大人だって耐え難い仕打ちだ。

まとめ

2023年5月:出産後翌日に人工肛門増設。お尻の穴を作ってから退院。
2023年6月:オストメイト
2023年7月:オストメイト
2023年8月:人工肛門閉鎖手術。お食い初め。コロナ発症。
2023年9月:浣腸(1日2回)とブジーのリハビリ開始。
2023年10月:浣腸(1日2回)とブジー
2023年11月:浣腸のみ(1日1回)
2023年12月:浣腸のみ(1日1回)
2024年1月:浣腸のみ(1日1回)
2024年2月:自然便が出るので、浣腸は出ない日のみ。

こんな感じで、術後は経過良好。年末年始に旅行に行きましたが、特に何の問題もなく過ごすことができました。
主治医の話では、離乳食が進むと便が固くなるので、普通の子でも便秘がちに。鎖肛の子はとくに便秘になりやすいようなので、この先まだ数年浣腸の在庫を切らせない生活が続きそうです。

赤ちゃんは現在生後9か月。離乳食は気分に左右されるので全然食べない日もあれば、謎に完食したりと行動が読めません。しっかり食べる習慣が身につくまでもう少し時間がかかりそうですが、今のところは鎖肛に関しては順調といえそうです。

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