厳しさと、共感と。怖い先輩と旅行しました

前回書いた、さくらんぼ狩りの話ですけれども。

実は、怖い先輩と一緒に行ってきたんです。

わたしは、生きて帰れない可能性さえありました。
でもこうして帰って来られました。本当に良かったです。

怖い先輩とは会社の先輩なのですが、母と同い年の大ベテラン。わたしはこの怖い先輩におびえながら、毎日せっせと働いています。

もうね、すごく怖いんですよ。

とにかく規則正しくて、真面目で、筋を通す先輩です。だから、わたしの配慮が足りてなかったとき、全体を全然見れてないとき、対応に落ち度があったとき。さんかくの目をして詰め寄ってきます。電話口でもちょっと怒りを買うとガチャ切り。まだ仕事残ってるのに、ブチ切れさせてしまい帰られたこともあります。震えるよね。

でも、なのに、一番仲良いんです。

わけのわからない流れに揉まれた日の帰り道、お互いの動きを称え合いながら飲むビールが最高においしくて。食の好みがとても合うので、しょっちゅう飲んでます。映画を見に行って感想を熱く語らったりもしますし。これ、仲良いって言っていいですよね。

そんな先輩と、旅行だなんて。

この日に行こう!ってなったものの、行き先が全然決まりませんでした。
普段ならよく飲みに行けるのに、お互いのお休みの都合で2週間くらい会えなかったんですよね。
山形にしよう、と決まったのは出発の1週間前。そこから、わたしもすぐに動けば良いものを、またちょっと油断してしまったりして。結局、もろもろのすり合わせを終えて切符と宿の予約をとったのは、出発の2日前でした。

怖い怖い言っておきながら、よくやるよね。
仕事でこれやったらぶっ飛ばされる。

でも妙に、全然大丈夫だろうという確信がありました。
たぶん、たぶんだけど、先輩もこの行き当たりばったりな旅行スタイルが好きな人だと思うから。

そして、その読みはバッチリ当たっていました。
本当に本当に楽しかった。

朝7時の新幹線に乗って、ヒレかつサンドとビール。
車内でこれからの作戦を立てて、
降りたら予約してあったさくらんぼ狩り。
お昼ご飯は”鳥中華”という、そば屋さんのラーメンとビール。
おいしいと評判のかき氷屋さんで酔いを覚ましたら、
若松寺という縁結びで有名なお寺にお参りを。

宿はメゾネットタイプの、豪勢なお部屋。
到着するなり温泉へ。
さっぱりしたら、お部屋についていたテラスに出てビール。
夜ご飯は部屋食。繊細な和食と、ビール、日本酒。
食後は一回仮眠して、起きたらまた温泉。
お風呂から上がったら、お部屋でビール。気付いたら寝落ち。

ちなみに翌日もこのペースで飲みながら観光し、東京駅に戻ってきてからもビールを飲んで、解散しました。



なんでここまで仲良くなれたんだろう。

普段仕事ではあれだけ厳しいけど、分かるんです。それだけ仕事に対して真剣に向き合っていて、こだわりと誇りがあって、それらを一心に伝えようとしてくださっていることが。

でも、それだけだったら仲良くはなれません。仕事では信頼する相手だけど、じゃあやたらめったら飲みに行ったりできるかというと、絶対そんなことできない。

食の好みが近いって話は冒頭にも書きましたが、いろいろと趣味的な共通点が多くて、それは間違いなく仲良くなれた要素のひとつです。

たぶん一番の理由は、こう、バランス感覚のようなものが似ているからではないかなあ、と思っています。
仕事にかける熱量と、楽しみたいと思う気持ち。お客さま対応における微妙で絶妙な采配。人の使い方、見極め方。最終的には全部笑いに変えて終わるスタイル。
自分にはまだ力が足りていなくて実践できないことも多いけれど、どれもこれも共感ばかりです。先輩も、わたしの考え方や推察、言葉の選び方に対していつも共感してくださっていて。足りない部分はフォローを入れてくださいます。

ね、それだけ共感できるポイントがあれば、話も合うよね。
温度感がそろうことの心地よさを感じています。

”わたしたち、ゴールデンコンビよね”
酔った勢いとはいえ、そう言ってくださったこと、わたしはずっと忘れません。



共感できないことはひとつだけ。
いくらなんでも、そんなに怖くしなくたっていいじゃないですか、、

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こけちゃん

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