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シュタルフ悠紀監督

監督解任の発表。

プロの世界、「明日があるかわからない」と良く言いますが、僕も経験しているので厳しい世界なのは身をもって経験しています。

結果が全て!、、何ですが、、
ゆうきさんと1ヶ月しか一緒に仕事できなかったのに
この短期間で信頼してもらった事に感謝です。
僕自身も、信頼と敬意を持てたのは
間違いなくゆうきさんのサッカーに対する熱意と人柄のおかげです。

長野に移籍を決めた理由の1つがゆうきさんの存在でした。
誰に聞いても悪く言う人はいなくて
その人柄はみんなからリスペクトされてる情報ばかりでした。
一緒に仕事させてもらってその意味はすぐわかりました。

指導者の立場は選手の目線でしかわからないし、
自分がその立場に立ったことがないからわからないことがほとんどですが、
ほんとに尊敬できる事は多くありました。

試合当日、メンバーの選手に
その日のチームとしての狙い、戦術的な要求、個人として期待している事、
1人1人にプリントで渡してくれていました。
1人1人にやる労力と時間を考えればなかなかできる事じゃないです。
1週間のトレーニングでももちろんやっているんですけど、そこで済む話。
それを言語化し文にする事でよりわかりやすく選手としては理解しやすい。
やらなくても良い事をチームや選手の為にやってくれた監督は初めてでした。

そしてトレーニング後もそうですが
試合の勝ち負けに関わらず、それがどんなに不甲斐ない試合であっても、
プレーしてくれた選手に、バックアップでスタンドで見てくれてた選手に、帰り際には「ありがとう」と言える人柄。

会社で、もしくは日頃の出来事で
自分にとって、辛く苦しく、怒りさえもある出来事があるにも関わらず、それぞれの立場でその日を全うしてくれた仲間に「ありがとう」と言える人がどれだけいるだろう?

他人に責任を押し付けても
選手を怒鳴りつけても
不貞腐れてもおかしくない状況で感謝を伝えられる人は正直多くない。
もちろん試合の反省として、あのプレーはよくなかった、今日の試合は良くなかった、と伝えたり
必ずそこには理論があってそこに感情が乗る事はあっても
ただただフラストレーションをぶつけるような怒鳴ってる姿を僕は見たことありません。

自分がどうか、自分の上司がどうか、想像すれば簡単ではない事がわかると思います。

そしてSNSや会見コメントでの言語化する能力はほんとに勉強になります。
負けた試合の後は言い訳と捉える人もいるかもしれません。
でもゆうきさんは勝っても負けても姿勢を変えない事、
勝った時、自分に賞賛がある時にやるのは誰でも出来ます。
かと言って負けたから説得するようにその時だけやってるわけでもない、そこはゆうきさんの器の大きさだと思います。

僕らの世界は1年、長くても3年契約なので、(異例はあります)結局自分が試合に出れないと納得はいかない。
なので全員が良い思いするのは難しく、
納得のいってなかった選手もいると思います。
それはどのチームでもある事。
ただサッカーキャリアを終えた時にゆうきさんを悪く言う人はいないと思います。
逆にゆうきさんの人柄に気づく時が来ると思います。
だからこそ結果を引き出したかった。
ほんとに申し訳ないです。
チームは生き物で、これでパルセイロが終わるわけではなく、試合は続くのでやり続けないといけない。

年齢を重ねるにつれ、サッカーを長くやってるから、
″あの時こうしておけばよかった″と後悔はしないようにやっていても、そう思う事は多く、当たり前が当たり前でない事に気付かされています。

ただ自分はまだ挑戦している証拠なのかなと言い聞かせ、ゆうきさんの分も長野の為に精進していきます。

ゆうきさん本当にありがとうございました。

これからはサッカー人として学ばせてください。

※X(Twitter)から写真お借りしました🙇‍♂️

koken

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