選手として個人的に必要だと感じてること

昔、サッカー選手は5年やってプロ。10年やって一流だと言われました。

最初はルーキーならではの勢いで1年目はできたりするんですが、2年目の難しさを感じ、3年目をどう過ごせるか。

そこからは戦力として見てもらえるか、もう少し成長を見てもらえるのか、ここで見切られてしまうのか。

大体3年目〜5年目は選手にとって左右する時だと思います。

やめてしまう人、上に行ける人、カテゴリーを下げてやる人、ここは少し分岐点な気がします。

僕も4年目を終えた年に0円提示。いわゆる契約満了を告げられクビになりました。

当時はいろんな方に助言を頂いて、お手本となる選手もたくさんいて、でも気付けなかった。

うまいだけでは、能力があるだけでは長くはできないし、必要とされない事に。

20代半ばはなんとなく周りが見えてきて、わかった気持ちになってくるんですが、20代後半になって、ほんと勘違いしていたと改めて気づき、30超えて感じるのは、30超えてプレーしてるほとんどの人が、自分がチームで何が求められているかを理解していると思います。

ただこれはほんとに難しいんです。

やっぱり選手でいる以上試合には出たいし、その中で今いる立場で必要な事をやっていく。言葉では簡単なんですが、実行するのはほんとに難しい。

これを読んでくれている方、自分の仕事と照らし合わせて見てください。

今任されている立場を(役職を)1つ落とされて、今日からここで頑張ってほしい。と言われたらどう思いますか?

「はい。頑張ります。」とすぐ言えるのか、「え?なんで?」と思うのかどちらですか?

もちろんサッカーは立ち位置が入れ替わる事もよくありますが、置かれている立場で頑張るというのは、良い時は頑張れますが、そうでない時は歯を食いしばってやるしかないんです。

少しずつ大切なものに気づいてここまできてますが、今あるものも正解ではなく、

その年、チーム、一緒にプレーする選手、環境、状況によって常に変化するということ。

そこに自分自身の考えも変化しながらプレーを続けること。

逆に若い選手に刺激を貰う事、単純に学ばせられる事、今となってはたくさんありますし、学ぶ心は持ち続けられるようにしたいと思います。

僕がルーキーの頃、鹿島アントラーズで活躍し日本代表でもプレーしていた柳沢敦さんと、京都サンガで一緒にプレーさせて頂いたのですが

「常に学ぶ心を持っていたい」と言ってました。その意味が少しずつわかってきた気がします。

何が言いたいか、いろんな事に気づけるか。気づこうとしているのか。学ぼうとしているか。

そして他責にせず自分に何ができるのかを考えられるか。

絶対自分に返ってきます。良くも悪くも。

【知ってる】と【出来る】は違う事に気づけた時、僕は少しずつ変わる事ができました。

自分もまだまだですが、周りの人のお影で色んな事ができている事、

自分は生かされている事に感謝して頑張っていきます。

最後まで読んでくださった方ありがとうございます。

koken


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