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東北自動車道⑫ 宇都宮IC-鬼怒川

※独自のバスガイド台本をまとめてみました。バスガイドの皆様と共有してみたいと思い投稿しております。表現や情報の誤り、新しい情報を見つけましたらご指導ご鞭撻ください。

宇都宮インターチェンジ

日光への玄関口となる宇都宮インターチェンジでございます。
こちらでは日光宇都宮有料道路と日光街道に接続しております。
日光宇都宮有料道を利用しますと約20㎞ほどで日光市街に参ります。
日光の市街には「日光東照宮」「二荒山輪王寺」などさらに「いろは坂」を使い山を登りますと「中禅寺湖」「日光湯元温泉」へと参ります。

宇都宮市

さて、JR日光線を超えて宇都宮市西部を北へ向かって進めております宇都宮市は県のほぼ中心部に位置する栃木県の県庁所在地です。人口は50万人を超え群馬県前橋市の32万人水戸市の25万人をはるかにしのいで北関東第一位の都市となっております。

歴史

古くより二荒山神社の門前町として発展した所で、江戸時代には宇都宮藩11万石の城下町として、そして日光街道、奥州街道の分岐点の宿場町として栄えたのです。

餃子のまち🥟

「宇都宮」といいますと餃子の町を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。中国に出兵した兵隊たちが帰国後味を再現したのが始まりとされています。市内には餃子専門店と餃子を扱う料理店を合わせ約300軒あると言われております。その特徴は野菜の多さです。主に白菜やキャベツなどがお肉よりも多く使用されておりとても甘みが強いです。宇都宮餃子では鉄板に並べ綺麗に焼き上げた焼き餃子と水餃子も食べられています。静岡県浜松市とは毎年「年間『購入頻度』『支出金額』」で一位争いをしておりますね。最近では宮崎県宮崎市が1位になりこの争いに新たな風が吹きました。

宇都宮駅 餃子像

宇都宮動物園

このインターチェンジを降りてすぐの所にうつのみや動物園がございます。1981(昭和56)年開業の歴史ある動物園で園内には90種400頭の動物たちがおり「宇都宮城」という天守閣があるのも見どころです。🦁
「自然とどうぶつとこどもたち」をコンセプトにするふれあいテーマパークです。

日光

宇都宮インターチェンジから有料道路で進んだ先日光に到着いたします。
日光は言わずとしれた観光地ですが1999(平成11)年に第23回世界遺産委員会で「日光の社寺」として世界遺産に登録された事でさらに名をあげました。
登録された世界遺産の範囲は二社一寺(二荒山神社、東照宮、輪王寺)及びこれらの建造物群をとりまく遺跡となっております。
その中には国宝9棟、重要文化財94棟の計103棟の建造物群が対象となります。

この二社一寺と言いますのが
元和3年に江戸時代の初代将軍徳川家康の霊廟として元和3年に創建された東照宮というお社と
日光のお山男体山の山頂に本宮をおく二荒山神社
そして男体山を開山した勝道上人によって開祖されたとされ、徳川家康も信仰した輪王寺です。
建造物のみならず男体山の山麓にはニッコウキスゲのお花の咲き誇る霧降高原や遊覧船も人気の中禅寺湖、日本三名瀑に数えられる華厳の滝など山、高原、湖、滝という自然美にもめぐまれる国際的観光地となっております。

宇都宮二荒山神社

宇都宮市のほぼ中心にあり発展のもとになりました二荒山神社は実は日光の二荒山神社とはまた別のお社でございます。

日光の二荒山神社の祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)
の3柱
宇都宮の二荒山神社の祭神
豊城入彦命 (とよきいりひこのみこと)
です。

現在の栃木県と群馬県が毛野国と一つの国だった頃開祖され広い毛野国一帯で信仰されてきました。
戊辰戦争の際に焼失しましたが明治20年に再建されました。

http://futaarayamajinja.jp/


上河内SA

まもなく上河内サービスエリアでございます
フードコートでは宇都宮餃子🥟を食すことができます。
スマートインターチェンジを併設しております。

トイレ
男性:大7(和式1・洋式6)・小20
オストメイト対応設備が設置されている[3]。
女性:32(和式6・洋式26)
オストメイト対応設備が設置されている[3]。
同伴の男児用2
身障者用:1

こちらを過ぎますとほどなくして鬼怒川を渡りまして、栃木県北部地方へ進んで参ります。

鬼怒川(きぬがわ)

これより鬼怒川を渡って参ります。
日本最大の流域面積を誇る利根川に注ぎ込む支流の中で最も長い川です。
延長は約180㎞です。

由来

毛野国(現在の栃木県・群馬県域)を流れる川という事で「毛野川」と記されていたようです
中世から近世になるにつれて 布という字で「衣川」やシルクという絹という字の「絹川」の字があてられ(きぬがわ)と呼ばれるようになり
明治初期から現在の鬼が怒るという字の「鬼怒川」の文字があてられるようになりました。

鬼怒川温泉

上流には鬼怒川温泉郷という温泉街がございます。
毎分3千ℓを超える湯量で古くから火傷に効能があると湯治場として名が知られています。
箱根や熱海と並んで「東京の奥座敷」と呼ばれ年間200万人以上の宿泊客が訪れます。

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