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東北自動車道① 川口JCT-浦和IC

※独自のバスガイド台本をまとめたものです。
   バスガイドの皆様と共有してみたいと思い投稿してみる事にしました。
   ご参考程度にお楽しみください。
   表現や情報の誤りを見つけましたらご指導ご鞭撻ください。

東北自動車道①

お車はこれより川口ジャンクションから東北道の旅が始まって参ります。
東北自動車道は埼玉県川口市の川口ジャンクション (JCT) から群馬県、栃木県、福島県、宮城県、岩手県、秋田県を通り
青森県青森市の青森インターチェンジ (IC) を結ぶ高速道路(高速自動車国道)です。
多くの観光地を経由する日本で最も長い高速道路でございます。


川口ジャンクション

こちらの川口ジャンクションでは外環道と首都高速川口線に分かれます。
外環道
東京都練馬区大泉町から、埼玉県を経由し、千葉県市川市高谷に至る高速道路です。
正式名称は東京外環自動車道と申します。
首都高速川口線
東京都足立区の江北JCTから北上しこちら埼玉県川口市の川口JCTで東北自動車道に接続する首都高速道路です。

埼玉県川口市

東北自動車道の旅の始まりの地である埼玉県川口市は人口は60万人で埼玉県内でさいたま市に続き第二位となります。
・歴史
江戸時代に整備された日光御成道では、川口宿と鳩ヶ谷宿が置かれまして発展いたしました。
明治時代に入りますと富国強兵政策の一環で国鉄川口町駅(現:JR川口駅)が開業しまして工業都市として急激に発展しました。
中でも鋳物の生産が盛んで「東の川口、西の桑名」と呼ばれました。
・聖火台
1958年に行われたアジア競技大会の際に市内の鋳物師が製造した聖火台が1964年東京オリンピックでも使用されたのです。
・近代
1980年代以降になると百貨店等の商業施設や中高層のマンションが建ち並ぶようになり、
1998年建てられたマンションエルザタワー55は当時日本で最も高い超高層マンションでございました。
現在も埼玉県内で最も高い建築物でございます

調神社 つきじんじゃ

こちらの左側約8㎞ほどの所に 調べる神社と書く つきじんじゃ がございます。地元では「つきのみや」という愛称で親しまれております。
元々浦和市はこちらの調神社の城下町として発展したのです。

狛ウサギ
社名の「ツキ」にちなみ月待信仰(つきまちしんこう)が古くからあったとし、狛犬ではなく狛ウサギが置かれているという珍しい神社です。

祭神
祭神は以下の3柱です。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊宇気姫命(とようけびめのみこと)
素盞嗚尊(すさのおのみこと)

七不思議
この神社には七不思議が伝えられておりますのでご紹介いたします。
1.鳥居がない。
(境内へ伊勢神宮への貢物を運び入れる時に邪魔になり鳥居を建てないことにした。)
2. 松の木がない。
(一説に弟神:須佐之男命(すさのおのみこと)が大宮へ出かけ、なかなか戻って来ないので「もうまつのはいやじゃ」といったのがその理由とのこと。)
3. 御手洗池(現在は消滅)魚を放つとは片目になる。
4. 狛犬のかわりにウサギ像が置かれている。
(「つき」という名前から「月」の使者ウサギを置いている)
5. 日蓮上人駒つなぎのケヤキ。
(日蓮が佐渡へ流される途中、難産の婦人のためこのケヤキに馬を繋ぎ、祈ったところ男子を無事出産した。それから安産の守護神として信仰されている。)
6. ハエがいない。
(調神社の祭神が嫌っていてよりつかない)
7. 蚊がいない。
(ハエと同じ理由。)


武蔵野線

昭和48年に開業し昭和53年に全通しました。
首都圏では歴史の浅い電車でございまして
当時問題視されておりました電車事故や車の渋滞に配慮し武蔵野線沿線では踏切がひとつもないのも特徴の一つです。

概要
神奈川県横浜市鶴見区の鶴見駅から東京都、埼玉県をJR山手線から約20kmあたりを半円状に通過し千葉県船橋市の西船橋駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線です。

満員電車
26駅中14駅が乗り換え乗り入れ駅となっておりまして2002年度以前は混雑率が210%を越える。という埼玉県内のみならず首都圏の鉄道路線でも屈指の満員電車の路線でもあります。

埼玉高速鉄道

ちょうどこの右側あたり2㎞程の所にある東川口駅では先ほど通った武蔵野線と乗り入れしております。
2002年ワールドカップ開催の年に開通した埼玉高速鉄道線は
東京都北区の赤羽岩淵駅から埼玉県川口市を通りさいたま市緑区の浦和美園駅までを結ぶ全8駅約15㎞の鉄道路線です
実は赤羽岩淵駅と浦和美園駅以外の全6駅はすべて川口市内に所在しています。

旧浦和市

お車は浦和インターチェンジに差し掛かりました。
浦和と申しますと、かつて県庁所在地として知られた浦和市が思い出されます。
社会の授業で埼玉県は浦和市として覚えた方も多いのではないでしょうか。

合併
浦和市は2003年に大宮市・与野市と合併してさいたま市となりました。
古く江戸時代には中山道の宿場町である浦和宿として発展いたしました。
また東部は日光御成街道の宿場もございました。

うなぎ
ウナギのかば焼きが名物で歴史も古く創業100年を超える蒲焼の老鋪も多いのです。
さいたま市合併後の2008年にはやなせたかし氏がデザインしたキャラクター浦和うなこちゃんが誕生しました。

題材作品
浦和市を題材にした作品も多くございます。
・キャプテン翼(中学生編の舞台のひとつとして浦和市駒場競技場が登場)
・エースをねらえ!(作品の舞台は埼玉県立浦和西高等学校がモデル)
・おおきく振りかぶって(作品の舞台は埼玉県立浦和西高等学校がモデル)

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