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<TOEIC900点越え迄の道のり(8)児童書の紹介:A Wizard of Earthsea(Ursula K. Le Guin)>

<概要>
今回も児童書の紹介です。ゲド戦記シリーズの第1作目をご紹介します。
第3作目がジブリのアニメ映画になりましたね。
人間の心理に踏み込んだ視点を持つ本であり、児童書というカテゴリーだからと大人が読まないのはもったいない本だと思います。

1.影との戦い―ゲド戦記〈1〉 (岩波少年文庫)

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少年ゲドがハリー・ポッターと同じように魔法を学ぶために学校に入るものの、自分が周囲の人間より優れていることを証明するために、学校で禁じられている魔法を使って「闇」を呼び出してしまい、それと対峙する物語です。
その「闇」の本当の名前を呼ぶと征服できる、というストーリーだったと思うのですが、ラストの「対決」の部分の描写で「そういうことか!」と当時驚いたことを覚えています。
ハリー・ポッターよりはやや「いけすかない」描写のゲド少年ですが、旅を通して成長していくのがよくわかります。

2.A Wizard of Earthsea: The First Book of Earthsea (The Earthsea Quartet)

ハードカバー版のリンクを貼っていますが、Kindle版、Audible版でも楽しめるようです。272ページということで、以前紹介したナルニア国物語は200ページ弱だったことから、少しだけ長いと思っていただければいいのではないでしょうか。
人の名前がやや読みにくかった記憶がありますが、それは自己流に流してもらってよいでしょう。
旅を通して成長するゲド少年とエンディングの「闇との対決」の描写を楽しんで頂ければ幸いです。
ゲド戦記シリーズはこの後も続くので、第1作目が面白いと思ったら、是非継続して読んでみてください。


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