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ストレスを下げる筆記開示のやり方と効果

筆記開示は、頭に湧いてきた嫌なこと、思い出、自分の悩みといった負の感情を生み出すものすべてを紙に書き殴る方法だ。不安や不満、今日起こった嫌な出来事、思い出した過去の出来事など、頭に思い浮かんだことは何でも書く。

・筆記開示の効果

ネガティブな出来事や感情を外に書き出すことで客観的に見ることができ、自分の頭の中だけで考えるよりも問題への対処が用意になる。

うつ病の人によく見られる反芻思考(ネガティブな出来事を何度も思い出して悩んでしまう)を減らすことができる。

ワーキングメモリ(短期記憶のようなもの)を開放するので脳の機能が向上する効果がある。

・筆記開示で効果が出る仕組み

頭に悩み事や心配事が思い浮かぶと、脳はそちらにも情報処理の能力を使ってしまう。そのため何かやろうとしても集中力が分散されてしまい、エネルギーを余分に使ってしまい疲弊する。心配事をしている人は脳内では常に複数の作業を同時にしている(マルチタスク)状態になっているので脳が疲れてしまう。

紙に心配事や悩みを書き出すことでこの心配事という荷物が降ろされ、脳のリソースが開放され、効率よく脳を使えるようになる。

・筆記開示のやり方

ノートとペンを用意して、頭に湧いてきたことを何でもノートに書きなぐる。目安としては1回8分程だが、厳密な決まりはないので8分よりも長く続けてもいい。

特に寝る前に筆記開示をすると睡眠に入りやすくなることも加わって、効果が高い。

悩んでいることや怒りが湧いてきたことを書き出すだけでも十分効果があるが、それに加えて悩んでいることがどういうふうに他のことに影響してくるかとか、自分視点だけではなく他の人ならどう思うかとかいろんな視点で見るなどして話を展開できると悩みや心配事への理解度が上がってストレス解消に役立つ。

・まとめ

筆記開示することによって脳の負担が大幅に減る。特にうつ病の人は何度も過去の嫌な出来事を思い出し、考える反芻思考のクセを持っている人もいるかもしれないのでそういった人には特に筆記開示をおすすめする。


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