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スパーズサポーターという人達について

皆様、お久しぶりです。ロンドンの朝10時よりお届けします。
現地観戦をして、日本人や現地のスパーズサポーターと関わって感じたことを綴っていきたいと思います。

内容は、タイトルの通り。
「スパーズサポーターという人達」
についてです。

昨シーズンCL決勝に行ったり、近年CL常連になったスパーズ。間違いなく強くなりました。

しみじみ感じます。最低限のラインが少しだけ上がったと。

試合にせよ、補強にせよ、給与にせよ。

でも、スパーズは強くないのです。
常勝軍団ではありません。

年に半分ぐらいは、「俺たちはなにを見せられているんだ」と感じる試合があります。

そのため、スパーズを好きになるということは、とても難易度の高いことだと思います。

それでも、僕達は試合を見続けます。応援し続けます。お金を貯めて、極東から現地まで足を運びます。

それは、なぜか。

一言で言えば、「魅力的」だからです。

スパーズは、前述したように常勝軍団ではありません。ユナイテッドやシティ、チェルシーのようにジャブジャブお金も使えません。

地道に施設などに投資して、有望の選手を生み出したり、若手に投資したり。少しずつ少しずつ土台を作ってきました。

そして土台から地道に作り上げたスカッドで、常勝軍団を倒す。そのストーリーこそ、私達が一番魅力を感じてきた部分ではないでしょうか。

ハッキリ言って、スパーズを応援する人は「捻くれ者」です。普通、強いとこ応援しますよね。だって、半分ぐらいはゴミみたいな試合を見せられるんですもん。

興味を持ったとしても、
どこかで必ず
「あ、このチームの試合はつまらないな」
「このチームは勝てないから面白くないな」
と思う瞬間が来て、続かなくなる人が大多数だと思います。

だから、今こうしてスパーズを応援している人は異常なのです。私は友達に絶対勧めません。

でも、愛着を持っているサポーターは、恐らくどんなことがあっても、文句を言いながら根気よく応援し続けるのでしょう。
苦しい状況でも、必死にゼロに等しいポジティブな点を探したり、若手でポジったり。

それでも、愛が深い。
深すぎる。

それが、

「スパーズサポーター」

という人達なんだと思います。

そう感じる旅でした。

では今回はこの辺で。