計画を振り返ることの大切さ

こんにちは!Nineeenという学生開発チームの代表をしている古谷洸樹です。

今日は師匠に教えていただいたマイルストーンWBSについてまとめてみようと思います。

この二つは今チームで開発をしているウェブアプリケーションの進捗が想像以上に時間がかかってしまったことや、漠然とした計画だけでいつ終わるかが分からないといった恐怖があるという相談への回答として教えていただいたものです。

マイルストーンって何?

マイルストーンとは、ざっくりいうとプロジェクト計画の中間目標のようなものです。

アプリ開発はプロジェクトが長期間に及ぶものが多く、最終目標までの道が長くなりがちです。

そうなると、計画はずれやすく、ゴールまでの逆算が難しくなります。

マイルストーンを設定して期日や品質を設定すれば小さなゴールが多く作られるのでスケジュールの管理がうまくいきやすくなります。

基本的には3週間程度のスパンでマイルストーンを設定します。

マイルストーンを置くことのメリット

マイルストーンを設定すれば計画のずれに早く気付くことができるし、どうしようもなくなってから間に合わないと焦ることも減るでしょう。

また、節目ごとに計画と自分のタスクを見直すことができるので、どんどん各工程にかかる時間や今後のスケジュールも立てやすくなり、メンバーも計画を守れるようになっていきます。

WBSって何?

次に、WBSとはWork Breakdown Structure(作業分解構成図)の略称であり、システム開発などでプロジェクト計画時に作成するものの一つです。

役割としては「プロジェクト全体の作業を細分化して漏れなく把握すること」です。

マイルストーンが中間目標を決めることだったのに対して、WBSはもっと細分化していきます。WBSは作業を明確に言語化して、工数と担当者まで決定していきます。

WBSのメリット

マイルストーンで十分ではないかと思われがちですがこれは間違いです。

マイルストーンを実際に設定してみるとわかるのですが、これでもまだまだざっくりしているんです。例えば、レイアウトを完成を3週間でやろうといってもどのレイアウトを何日で終わらせるのか、本当に3週間で終わりそうなのかはよっぽど経験を積んでいないとわからないと思います。

WBSでどこまで細分化するかの目安としては最大3日以内に終わるタスクまで分けていきます。

それだけ作業を分けていくことで作業の抜け漏れを少なくしたり、メンバー全員が自分の仕事に責任をもてるようになったりします。

私たちの失敗

それでは私たちの原体験を交えて、なぜWBSまで決めることが大切なのかを話していきます。

結果からお話しすると私たちはマイルストーンまでは置くことができていたのですが、どんどん設定した期限が伸びていってしまったんです。

実はマイルストーンとWBSはCode gym academyでチーム開発をした際にも習っていたので知ってはいました。

ではなぜWBSを作成することをしなかったのでしょうか。

それはとても難しかったからです、、、w

そもそもマイルストーンとWBSを設定することは工数を決めるために知識と経験が必要でとても難しいのです。

特に私たちはまだチーム開発の経験も少なく、使う技術も新しいことだらけで工数の目途がまったく立ちません。なので、作成することを諦めてしまっていました。どうせ、頑張って決めたって修正しまくるんだと思いました。

それでも必死にマイルストーンを置くことまではしていたのですが、案の定期限が伸びていってしまったんです。

そうして助けを求めた師匠の説明を聞いて、難しくて間違いだらけだとしてもWBSを設定することは大切だと思いました。

それは「振り返ることの大切さ」に気付いたからです。

振り返ることの大切さ

WBSを作成するうえで気を付けなければならないことがあります。

それは、WBSを作成しっぱなしにせず、1週間おきに振り返りを行うことです。

どこの進捗が滞っているのか、それはさぼってしまったからなのか、工数の見積もりが間違っていたのかをしっかり見定めることで、進捗の遅れを防ぐことができます。

これを1週間おきに続けていくことで工数の見積もりも上手になっていくんです。

世間で言われているPCDAサイクルを回すというのもこうゆうことなんだろうなと思います。

ここで振り返りをいいものにするために気を付けないといけないことがあります。

それは決してなぜ終わっていないんだと人を詰めたりする会ではないということです。あくまで分析管理のために行います。そうしないとメンバーにとって報告が嫌なものになってしまい、最悪見栄を張ろうと嘘をついてしまいます。これは最悪です。

こうならないためにチームのリーダーは細心の注意を払います。

終わりに

この記事を読んで私たちと同じ失敗をしそうになっている人の参考になれば幸いです。拙い文章ですがここまで読んでくださりありがとうございます。

もし、面白そうなことをしているなと思ったらスキをくださると嬉しいです。飛び跳ねて喜びます。

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