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買っちゃいました、Nikon Z8。


前回はZ8を買って1週間で撮った写真を、簡単にまとめて紹介しました。

今回はなぜZ8を買ったのか、その経緯を書いていこうと思います。


そもそもなんで今マウント変更?

いままで私はフジフイルムのX-E3を使っていました。
X-E3を購入した当時はフィルムカメラとオールドレンズが流行っていました。
そのふんわりとした雰囲気、色味、いわゆるエモさを追いかける人が多かったんですね。

X-E3 XF16mm f2.8 R WRで撮影

自分もその1人でした。
カリカリのよく写る写りよりも、その時の記憶色で撮っていく、それに魅力を感じていました。
その際に、オールドレンズとの相性がいい、フィルムシュミレーションの色味が
綺麗、軽い、小さい、とにかく手軽で本格的。
Xマウントがピッタリだったんです。
今でもXマウントはとても大好きですし、X-E3を手放す気はありません。

でもマウント変更を考えるようになりました。

理由はいくつかあるのですが、大きな理由は
写真を本気で上手くなりたくなった
これです。

それにもきっかけがありまして…
普段自分はピアノ教師をしているのですが、自分が働いている音楽教室の教師の皆さんのお写真を撮る機会がありました。
その際に皆さんの魅力を引き出すにはどう撮ればいいのか、試行錯誤して写真撮るという行為が面白くて。
その頑張って撮った写真を皆さんにお渡しすると、とても喜んでくださったんです。
お世辞かもしれませんがそれがとても嬉しかったのでした。
コンサートなどで何かと写真が必要なこの音楽界。自分はそこで音楽家でしか気がつけない目線で写真が撮れるんじゃないか、そう思ったのです。

そう思ったら今のX-E3では写真の基礎等は学べたけれど、どうしてもRAW現像をする際などで不十分さを感じ始めました。
フジフイルムって良くも悪くも、ずっとフジの色味を出してくれるんです。
だから自分の色味の研究が難しかったりします。
また、AF性能などの面でも他のメーカーのカメラを検討し始めたわけでした。


何でZマウントなの?

自分がZのレンズの良さを認識したのは、Nikkor Z 135mm Plenaが発表されてその作例を見た時でした。

何だこのとろけるようなボケとそれに反するようなシャープさは!

その写りでいとも簡単に虜になってしまいました。
それまではZと言えば、1番後発で、ニコンのカメラ事業の調子がやばい…みたいなイメージしかありませんでした。
でも、Plenaがその認識を簡単に吹っ飛ばしてくれました。

それからと言うもの、ニコンについてよく調べるようになり、50mm f1.2の描写、600mm f4の解像感、24-70mm f2.8のズームレンズとは思えない写り、このSレンズというやつは、見れば見るほど化け物級がこんなにたくさんあることに感動しました。

このレンズたちを使いたい!!

それがZマウントを選んだ理由です。

まぁ…貧乏生活をしているのでいつそんなレンズ達を使うことができるのか分からないのですが…

Z8との出会い

最初はZ8なんて自分にはいらないなーって思ってました。最新のフラグシップ機にも負けず劣らない性能があるわけですが、自分が撮るものと言えば街のスナップ、時たま先生達のお写真、なんちゃって風景写真です。
爆速なAFや堅牢性、連写性能などはそれほどたくさん求めてはいません。なのでZ5、Z6、Z7のどれかにしようと思っていました。予算も全然ありませんでしたし。

作例を見ていくと自分は高画素機の写りが好きなことに気が付きました。もうZ7しかないな。じゃあいくらなんだろ〜って見てみると中古でも19万円程するではありませんか。

確かに発売当時の値段など加味すると、なかなかコスパのよい値段かもしれませんが…。
この先何年間も使いたい事を考えると、5年前の機種を選ぶのは少しリスキーだと感じました。2年で買い替えるならまだしも…2年後もっと予算を用意できる保証もありませんし。

そう考えてZ7Ⅱを見てみました。30万円…。
おそらく来年にはZ7Ⅲが出るであろうことを考えると、それも高く見えます。

ええ〜長く使うことを考えたら、Z6Ⅲを待つかZf、Z8しかないじゃん〜となったわけです。

その中で高画素機はZ8しかない…でもお高い…

そう考えながら、実機を触りに家電量販店へ。
コネコネ、ガチャガチャ弄り倒して、まずZfはちょっと違うかなと。
レトロな外観、気持ちの良いシャッター音、フジからも乗り換え易そうな操作系、ぶっちゃけ好きなカメラです。
でも、今持っているX-E3のポジションにZfを置くならばドンピシャな訳ですが、今回はそういうわけではありません。
重い大きいレンズだって使用したいわけです。
そうなった時にニコンのレンズの描写力を受け止めるにはZfではないなって思いました。
(でもいつかは欲しいZf…)

そしてZ8を手に取った訳です。
うわぁ…手に馴染む…
写りもめっちゃいい…
ボディだけだったら思ってたより軽い…
手ぶれ補正効く…
AFも全然いい…
見た目かっこいい〜〜

良いのは分かってるんです。とにかく値段だけがネックでした。

でも、これから将来5年は使うことを考えると、古い機種には…

2週間ほど悩みに悩んで決心しました。



60回払いフルローンだああああ!!


こうして手元にZ8が来たわけです。

X-E3 yashinon DX 28mm F2.8で撮影

いざ使ってみて

正直まだ操作に迷いますし、どんな機能があるのかも理解していません。
が、買ってよかったぁ…そう思えています。

初めてのレンズには40mm f2というお手頃なレンズを選んだのですが、それにしても本当に写りがいい。
持ち前の高画素センサーと爆速AF、4軸チルトでどんな場面も撮り逃しません。
こう撮りたい、そう思った瞬間に撮れます。

とにかくサクサク。
そして高画質。

それだけで大満足です。

これからたくさん色んなレンズを集めるのが本当に楽しみです。
どんなレンズが来ても、絶対にその性能を受けとめきれる性能がある安心感。

細かな操作とか、機能とかは今後勉強していきます。そうしたらまた見えてくるものもあるでしょう。

さらに買ってすぐにVer 2.0ファームウェアアップデートもあったんですね。
最新機種だからどんどんアップデートがある、それもやはり最新機種を買う大きなメリットですよね。

これを書いていて気が付きました。
ボディに対して何にも不安がないんですね。
それってすごいことだと思います。
その安心を買ったと思ったら…50万円も払えるというものです。


ああ…買って良かった。




支払い頑張ろう。


Nikon Z8 Nikkor Z 40mm f2で撮影

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