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小学校受験 甘い花丸は誰のためにもならない

こんにちは。コキア受験教室の桜井です。

先月は、鏡図形がわからないパレードで、お子様との個別レッスンは、ほぼ鏡図形でした。

そして、おうちの方との個別相談・LINE相談は、ほぼ模試の講評と今後の学習についてのご相談でした。

新年度を前に、おうちの方は少しずつ焦り始める頃だと思います。

でも、皆さん、こういう話を聞くと「同じ時期に同じような壁にぶち当たっているな」ということが分かると思います。(ちなみに、鏡図形の前はシーソーが続きました。)

だから大丈夫っていうのは少し違うんですけど…「ここが苦手だな」って分かることは悪いことではないということです。

もちろん、何が来ても大丈夫な無双状態のお子様は一番強い。
でも、苦手は「お子様をきちんと見ているからこそ」分かった結果です。

一番怖いのは、前に言った発問の意味が理解できていないために減点されていること。


次に怖いのは、親が子の採点を甘くしているが故に苦手に気付かないこと。

苦手に気付いているならば、すでにその時点でかなりマシです。そして、気付いたのがこの時期なんてラッキーです。克服すれば良いだけですから。
苦手の克服は、私でもお手伝いしてあげられます。でも、苦手を見つけるのは、やはり親しかいません。だって、毎日全てを見ているわけではないから。

にも関わらず、実は、割と親というのは我が子の採点が甘いんです。私も。

例えば、「記号が違っていただけで全部分かってたのに…」とか「問題を2回読んだらできました」とか。すごい悩んで悩んで解いたものに花丸を付けちゃったり。

でも

実際の試験は、記号間違いはバツです。問題も読み直してくれません。時間だって決まってる。どれひとつ得点は取れません。にも関わらず、親はどうしても本当は分かってるかどうかで見てしまう。

でも、試験はそういうものではないんですよね…残念ながら。正直、ペーパー試験だけのことを言うと、本当に分かってなくっても、異常に勘のいい子がいたら勝つかもしれないわけです。

では、こういうことにどう対策するかというと…「この問題に二度と出会わなくても、類題が本番で解けると考えられるなら花丸を付けてください」ということを私はいつもお話しております。

これは、お子様に厳しくということではありません。どちらかと言えば、ご自身に厳しく採点していただきたいということです。
お子様の前では花丸にしても良いけれど、実は分かってなさそう…という記録はご自身の中に残さねばなりません。

こういったペーパーの進め方については、次回じっくりと書こうと思っているのですが、まずは、この時期の焦りは皆さん一緒で、それでもお子様の苦手単元を認識していたり、模試も一回一回を大切にして、今後の対策に役立てようとしている方は全然大丈夫ですよ、ということをお伝えしたいなと思いました。

親にとって、模試というのは我が子の立ち位置を明示されるものなので、少し怖いことでもあります。しかも、講評で弱点を指摘されるのは、そんなに嬉しいものではないですよね。まるで、学年末の個人面談のよう…(私)

でも、その時は少しヘコんだとしても、いつまでも甘い花丸をつけていては、気付かない弱点に気付ける機会でもあります。

「間違いに気づいてからが本当の勉強だ」ということは、間違い直しが嫌で不貞腐れる我が子にも常に伝えています。

コキアでは、弱点の指摘だけでなく、しっかりとその後の対策についてもお伝えしてまいります!

ヘコんだままでなく、必ず今後に期待を持てるようなアドバイスを意識してお話していきたいと思っていますので、模試の講評をご希望の方は、ぜひ個人相談にお申し込みくださいね。
オンライン対面ともに対応可能です😊


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