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小学校受験 親の期待に応えるということ

こんにちは。コキア受験教室の桜井です。

晴れた春の日は、本当に気持ちがいいですね。
今のうちからしっかり外遊びをして、夏の暑さに負けないよう徐々に体を慣らしていきましょう!

ところで、

先日、うちの上の子が学校のある係に立候補しまして、結果それは叶わなかったんです。

それを聞いて、私は当然「えー、そうなの。残念だったね」と言ったわけです。珍しいな、こういうのに立候補するなんて…と思いながら。

すると、急に涙をポロポロと流し始めました。

私もビックリしちゃって、「えっ、何?!どうしたの?そんなにやりたかったの?大丈夫だよ、また次の時に立候補すればいいよ!」と言ったら

「元々やりたくなんてなかったんだよ。皆からやれって言われたら別に嫌じゃないけど、お母さんがやったら嬉しいって言うから頑張って立候補した。ごめんね」と…

私は結構それでガーンとなりまして。

近頃は反抗ばっかりしてくると思ったら、母親の期待に応えてあげたいと思ってくれていたとは…

もちろん私は傷付けるつもりなんて毛頭なくて、「テストでいい点数を取ってほしいな」「先生に褒められてほしいな」「友だちに慕われてほしいな」「少しだけ、人より抜きん出てほしいな」…親って、やっぱり我が子についついそう思ってしまうものでしょう?

「せっかくだから立候補したら良いじゃん、もしやってくれたら嬉しいなー」って、ほんと気軽に言ってしまった言葉でした。

ただ

現実がそうじゃなかったからって、別にガッカリするとか、見捨てるとか、そんなこと考えてもいないんですよ。

いや、まぁ…正直言うと少し内心ガッカリはしちゃうかも知れないから、やっぱり見透かされていますね。反省。

子どもって、こんなに生意気を言う年齢になっていても、やっぱり親の期待に応えようって思うものなんですね。

ぶっちゃけ、日頃もっとガッカリさせられている気もするんですけどねぇ。
「やっておいてね」って言ったお手伝い忘れられてたりとか、テスト前にノート持ち帰り忘れたりとか…それについては一体どうなのか問い詰めたい気持ちもないではないが…

今回みたいに、本当にふと口から出た私の願望にすら縛られてしまうのだとしたら、この子は受験の時どれほどのプレッシャーと戦っていたのかなって思いました。

幼児こそ、親の顔色にとても敏感です。幼児にとって親は絶対的な存在ですからね。
だからこそ、行動観察や面接では親が「こうしろ」「ああしろ」と言わない方が良いと言われています。子どもが、がんじがらめになって身動き取れなくなるからです。

そもそも人の期待に応えられる人になるって、すごい難しいですよね。
そう思うと、スポーツ選手とかってやはり普通のメンタルではできないですね。

これからの人生でかかる重圧に耐えていくためにも、せめて親だけは「どんなあなたも受け入れている」ということを(内心はともかく)言葉で伝えていくべかなのかも知れないな…と。

私も、改めて「結局は笑顔で元気に生きていてくれれば満足だから、それ以外のことでお母さんのためにやりたくもないことをする必要はない。期待はしてるけど、裏切って良い。」という話をしました。

話す言葉って、こんなふうに書く文章と違って何度も推敲したりできないから本当に難しいですよね。

なんだか上の子が思春期なのか、最近は特に言葉にも敏感でちょっと大変でもあるのですが、私自身、こうして思わぬ言葉で我が子を責めたり、縛ったりしているのだということに気付く良い機会となりました。

まだまだ精進せねば。

さて

明日から、そんな長子とじっくり二人旅に出かけてきます。(以前、自治体主催の旅行に当選して下の子と旅行に行ったので、その埋め合わせです…)
現地では色々な体験をしてくる予定なので、またご報告できたらと思います😊


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