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銀杏の黄色と空の青

真っ黄色に色づいた銀杏と
抜けるような晩秋の青空。
秋が終わって、冬が始まる幕間の
素敵な景色です。

以前のこの季節。
家の近所を散歩していた時
ぽつんと一本で立っている
背高のっぽの銀杏の木を
見つけました。

真っ黄色に色づいた銀杏が
青い空にそよそよと風になびき
足元にはこんもりと
落ち葉の黄金の海。

風が木を揺らす度に
はらはらと銀杏の葉が
落ちてきます。
昼間の住宅地。

辺りに人は誰もおらず
とても静か。
黄金の雨のように
銀杏の葉が散る様子は
まるで夢の中の出来事のようです。

綺麗だなあ。
しばらくその銀杏の根本で
晩秋の景色を思う存分
堪能していました。

そういえば。
よしもとばななさんの小説で
「デッドエンドの思い出」という
作品があるのですが、
確か銀杏の季節のお話だったと
思います。(表紙が銀杏で綺麗)

あとがきでばななさんが
「この小説を書けたので、
小説家になって良かったと思いました」
そんなことを書いていて、とても
印象に残ったのを覚えています。
ばななさんがお好きで、未読の方は
よろしければぜひ。

今年もまた、
あの銀杏の木に
会いに行きたいな。
そう思っています。

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ここまで読んでくださいまして、
どうもありがとうございます!


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