地頭の悪い男と話しててもつまらないバカへ

地頭とかいう気色悪い言葉がある。

成績が悪かったり、学歴に著しいハンデを抱えてたりする人が、自分が勉強できないのを棚上げして、不遜にも人のことをバカ呼ばわりする際によく使われる日本語である。

おれはどんなに仲の良い人間であったとしても「地頭」という言葉を使われた瞬間に等しく殴るようにしている。


コイツらが自慢の地頭の良さで、「今勉強しておいた方が将来的に年収が高くなって生きやすくなるので勉強しておこう」という結論が何故か弾き出せなかった点については、頭の悪いおれには皆目理解ができなかったが、きっとコレも地頭が良過ぎるが故に、勉強をすることで訪れてしまう最悪の未来を予期できてしまったからに違いない。

地頭が良いことを自称する人間の特徴として、特定の個人を指して「地頭が悪いので話がつまらない・合わない」と選民思想めいた考えを持ち出してくる奴がいる。


コイツだ。


おれは地頭と言う言葉を使う人間が嫌いだが、人のことを上から目線で「地頭が悪い」と平気で言えてしまうヤリマンのアバズレのことはもっと嫌いだ。

「話のつまらなさ」と「頭の良し悪し」が何故か結びつけられてしまう短絡思考が滑稽だし、その癖自分の話相手には知性と教養を求める傲慢さがメチャクチャ鼻につく。

この手の「地頭が悪い男」=「つまらない」という謎の方程式を真理みたいに語る女は多く、



こんな感じの投稿でインターネットは溢れている。

最後のツイートなんかは本当にお笑い種で、コイツが地頭の良い男が好きだったとしても、コイツみたいな気色の悪いポエムを鍵無しで垂れ流すような得体の知れない女を、地頭の良い男(あまりにも気色悪い言葉で本当に使いたくないが、説明のためにやむを得ず使う)は好きにならない。


コイツらはまだ若くてモテるので、さも自分が男を頭の良さで選り好みできる立場である、というテイで物を言ってくるが、コイツらが頭の良い男に言い寄られるのは、ただ単純に若くてヤらせて貰えそうなだけだったからであり、決してコイツらの知性に惹かれた訳でも、知能レベルが一致した訳でもない。性欲の前では、知性など紙クズ同然なのである。


そもそも、頭の良し悪しが問題になる場面などと言うのは、日常生活の中でもかなり限られている。よく女は地頭とセットで教養という単語を口にするが、教養なんてものはまさに暗記科目のようなモノであり、頭の良さとは微塵も関係がない。

学歴だって、内部進学でほとんど勉強せずに大学に入って高学歴呼ばわりされている人間がいるし、仕事に関しても頭の良さより量をこなすことが重要になる場面の方が多い。

地頭などという概念が問題になるのは、もっと上の次元の話であり、
少なくとも「地頭が悪い人間は話がつまらない」なんてことを宣う人間がいるレイヤーではない。



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