スクリーンショット_2020-01-25_16

男性ジャニーズファン/ジャニーズ(ファン)研究者の目線でSixTONESとSnow Manの“人生レベル”の楽しみ方を考え,人生に幸せを見出す.

ーー

⭐️今回の記事は初掲載(12月11日)から今日(1月25日)までの間におよそ85,000pvを獲得し,ジャニオタ界隈で全くの無名から1ヶ月で計およそ1,000RT(引用RT含む)拡散された,男性ジャニーズファンでありながらジャニーズアイドルやジャニーズファンの研究をする予定の23歳男性による初の有料記事(およそ16,530字)です.

⭐️幼稚園性から大学院生になる寸前の今までずっとジャニーズを応援してきた男性,そしてジェンダーの視点からジャニーズファンと現代を生きる男性の生きづらさを人類学や社会学の視点から理系トップの東京工業大学大学院で研究しようと思っている色々と渋滞した,もう10年は出てこないであろうオタク研究者によって書かれた,ジャニーズの歴史を変え,これからも変えていくだろうSixTONESとSnow Manの楽しみ方を考察する記事です.

⭐️読者諸氏の“Heart beatを鳴らし”今後の人生に“ズドン”と”Impact”を与えられるほどのこの記事を500円で提供します.

⭐️TwitterのDMで購入したことを証明するスクリーンショットとフォローを送ってくだされば2020年2月22日から週1で配信する「ジャニーズから学ぶジェンダー(仮題)」というウィークリーマガジンを3記事無料配信(1記事300円)します【2020年2月21日23時59分までの購入時点】.

ーー

 先日の1月22日にSixTONESとSnow Man(名前順)が満を辞してCDデビューを果たした.陰ながら,7,8年ほどディスプレイ越しに応援していたボクは長らくこの日を待っていたし,ミーハーなボクよりももっとコアなファンからしたら恋人との交際記念日と同じくらい価値のある日になったであろう.歴史の長いSixTONESとSnow Manだからこそ成し得た期待の度合いだ.

 SixTONESとSnow Manのデビューが今までのジャニーズの歴史と全く異なるのは,言わずもがなではあるが,“同時デビュー”というところにある.ボクは「Six TonesよりもSnow Man」とか「Snow ManよりもSixTONES」といったどっちのほうが好きなのかという次元では考えておらず「SixTONESはこういうところがいい」「Snow Manはこういうところがいい」といった感じで個別的に見ているため順位や優劣という指標軸で考えていない.“同時デビュー”という事実に対して,色々と賛否両論が分かれているが,あくまでボク個人は「長年共に歩んできたグループだからこそ一番穏便なカタチで共に幸せを掴むことができて良かった!」というスタンスをとっている.そのため,“同時デビュー”には「(大)賛成」の立場をとっている.

 一部のファンはいわゆる滝沢派閥を嫌悪する傾向にあり,SixTONESの早期デビューへの期待を支持する立場をとる者も存在していた.たしかに,ボクのように2グループを同じくらいの度量で好んでいるのではなく,SixTONESを一途に応援してSnow Manのことはあまり知らない人からするとこの“同時デビュー”はあまり頂けない事実なのであろう.また,デビューCDがSixTONESのデビュー曲「Imitation Rain」とSnow Manのデビュー曲「D.D.」は全てのバージョンに同時に収録されているため「一体どっちのほうが人気なんだろう?売り上げはどっちのほうが高いんだろう?」という疑問がファンのなかでは密やかに存在していた,そして,その疑問に答えるかのようにその売上枚数を答える記事が多く掲載されるのであった.

本作はこの2日間で『Imitation Rain / D.D.』が476,109枚、『D.D. / Imitation Rain』が449,528枚を売り上げており、フラゲ日の時点で2020年発売のシングル初週売上の最多記録をそれぞれ更新した。 

 以上のBillboardの記事を参照するとどうやら『Imitation Rain / D.D.』SixTONESメインの楽曲の売上枚数のほうが高いらしい.フラゲ日の個別集計と合算集計,そしてこの記事を書いている現在はまだ発表されていない週間売り上げ枚数など,比較するための軸はいくつか存在しているが,今のところ見出されている数値のそれぞれを比較してみるとSixTONESのほうが高い.この事実に便乗するかのように,Twitter界隈でも特にSixTONES担が“単独”ミリオンを獲得しようと躍起になって運動を呼びかけている.

 誤解を恐れずいうとボクはこの「どっちのほうが売れてる」だとか「ミリオン」というのは正直どうでもいいと考えている.そもそも「ミリオンに到達させよう!」と働きかけてミリオンにいくよりも,「このグループのデビュー曲かっこいいし素敵だなー」と皆が本能的に思って,その結果到達するミリオンのほうが断然後者のほうが断然当事者としては嬉しいはずだ.もっといってしまうと「ミリオン達成することはすごいけど,だから何なの?」とボクは問いかけたい.「〜を支持している人たちがこんなにもたくさんいる!」という回答が来ることだろうが,「別にファンが多い少ないっていう問題じゃなくない?」とボクはそれに答えるだろう.これは,SixTONESやSnow Manどうこうという問題ではなく,もっと広く社会的に言えることではあるのだが,数字との間違った付き合い方が今を生きる人たちの首を潜在/顕在的に締め付けているようにボクは最近つくづく思っている.まあ,それを言い出すとキリがないというのと,そのような誰しもに関わる普遍的な社会問題についてはnoteという場でまだまだ無名なボクが書く資格はないので,一旦はそれは置いておく.

 今回のnoteではタイトルにあるように,男性ジャニーズファンでありながらジャニーズアイドルやジャニーズファンを研究する人類学/社会学の間に立つ者からの視点でSixTONESとSnow Manのメジャーデビューや各グループのこれからを“ファンの自身の人生”を巻き込んだレベルでその楽しみ方を考えてみようと思っている.ボクのnoteをお読みになられている方々ならご存知の通り,ボクは4歳からSMAPにハマりそこから現在の23歳に至るまでジャニーズと共にある人生を歩んできた.今ボクがこうやって大学院に進学して学問に没入する将来設計であったり,以前までにやっていた英語講師という仕事であったりもっと内面的に,物事の考え方や美的センスに至るまで,多かれ少なかれジャニーズ(アイドルのパーソナリティー)に影響されてきた.そのおかげで,今のところ自分はとても幸せな人生を歩めていると胸を張っていうことができる.

 そして,今回の記事は初の有料でリリースすることにした.これまで様々な記事を12月から1月にかけてほぼ毎日発表してきて,例えばジャニーズWESTについてとりあげた記事や岩橋玄樹の魅力を語った記事,安田章大から見出せる「生きる意味」を考察するような記事や原点に帰った山下智久のかっこよさを考察する記事は,全くの無名なボクが発信した記事なのにもかかわらずそれぞれの記事において100RT以上(安の記事に関しては500RT以上)も拡散され,月間でおよそ75,000pvを獲得した.ありがたいことに引用RTのかたちで様々な感想をいただき,睡眠時間を割いてまで発信してよかったなと感じた次第であった.

スクリーンショット 2020-01-25 13.39.10

 先日ボクは「A.B.C-Zという安定した幸せがそこにある「いつでも帰ってこれる居場所」」という記事を公開した.この記事におけるボクのスタンス(というかボクのA.B.C-Zとの向き合い方)は「「売れない」だとか「顔面偏差値が低い」だとかエビのことをよく知らない人はそういうし,たしかに他のジャニーズと比べるとそうかもしれない.だけど,エビの本当の魅力ってそんな表面的なところじゃなくてもっと深いところにある実家のような「安心感」にあるんだ」であり,これもこれで共感してくれる方は多かった.

 しかしながら,この記事に書いた文面を曲解して「バカにするな!」だとか「皮肉??」といった感想をツイートする者もたしかに存在していた(なぜかボクへの直接のリプではなくリンク引用のツイートだったのだが).Twitterは誰しもが広く不特定多数の人たちと関わり合えるプラットフォームであるため,色々な人がいるということを社会学や人類学,はたまたメディアについて勉強してるボクからすると十分分かっていることではある.アンチがつくほど自分の記事が広く読まれていることに対して充実感と責任感を同時に芽生えると同時に「文章だけでは伝わりきらないこともあるんだな」と改めて実感するのであった.

 ボクのTwitterはリア垢というか研究垢というかオタ垢というか....全てをひっくるめた上で実名で運用しているし,所属先まで色々と書いているため当然ながら下手にモノを言うことができない.ボクが書いた文章を下手に読まれる分には一向に構わないが,正直,下手にそれに基づいた発信をされるのは少しいただけないとも思う.そして今回の「男性ジャニーズファン/ジャニーズ(ファン)研究者の目線でSixTONESとSnow Manの“人生レベル”の楽しみ方を考える〜数値レベルからの脱却〜」というこの記事はボクが今までリリースしてきた記事よりも重厚に考え,SixTONESやSnow Manならびにジャニーズアイドルとの向き合い方も改めて考え,今までになかった視点であると同時に誰しもが共有できる視点を少々complexに書いている.

 学問というものが世界に台頭してから長年の月日を経て,フェミニズム一派は今までの男性目線を前提とした事実に疑問を投げかけ,女性からの目線という新たな視座で改めて学問を照射し直した.つい先日,ボクの指導教官が言っていたことなのだが「出産に視点をあてた哲学論考は今のところ目立って存在しない」ようだ.理由は,哲学者自身が男性であるため「産む」という行為に対してそれほどの注目をしてこ(れ)なかったからである.

 ジャニーズにはそれに傾倒し愛するファンの考え方や人生をも変えるコンテンツが多く存在する.しかしながらそれを客観的に考察し,ジャニーズを楽しむファンたちのマインドセットを変えるような文書はほぼ存在しないし,もっと言うと,女性ライターが記述するジャニーズの魅力は多いが男性ライターが長く記述している記事もあまり存在していない.幸か不幸かそれに気づいてしまったボクが,その魅力やマインドセットを男性オタ/研究者/20代前半の目線で記述してやろうというのがボクが書くnoteの主題だ.そしていつかは「ジャニーズから学ぶ○○○」を何かしらのカタチで実現させて,ジャニーズにハマる幸せなオタを現実世界でももっと幸せに,そしてもっとジャニーズを愛する人たちが増えてくれればなと思っている.今みなさんが読んでくださっているこの記事がボクの抱えるその夢への実現のための1つの布石なのである.


ジャニーズファンの問題点(公式見解 と 男性ファン/研究者見解)

ここから先は

11,878字 / 1画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?