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最近のぼくの悩み事。


幼い頃からぼくの中にあったもやもや。


それは人が永遠の眠りについたその瞬間、
人が死んだその瞬間に広がる世界。


仮にぼくが、いまこの瞬間に
息を引き取ったとしても、

時間が止まることはない。


恐竜がいきていた時代。
原始人が生活をしていた時代。

そして、人間がいなくなった
この先の時代。


人間が生まれるよりもずっとずっと前から、
この時間という概念が存在していたとするならば、
ぼくが死のうが生きようが、

この時間という概念から解放されることは、
永遠に、そう、永遠に来ることはないのだ。

その事実に気がついた当時のぼくは、
死ぬことがすごく怖いもののように
感じていたのだろう。


死んだ瞬間、その先に広がる世界。


もしかしたら、
「天国」というものが本当に存在して、
そこで永遠の命を手に入れ、
新たな生活を送っているのかもしれない。


もしかしたら、
視覚、聴覚、味覚、それらの五感を奪われながらも
「自分」という感覚だけを持ったまま、
真っ暗闇のなかで永遠に取り残されるのかもしれない。


もしかしたら、
「自分」という感覚を奪われ、
また違う「身体」という器を渡され、
この世の中に放り出されるのかもしれない。


そんな、明確な答えがあるわけでもない、
「死んだその先に広がる世界」という
ものに対する恐怖心が幼いながらも
ぼくの中には確実に存在していた。

そしていま、そのようなぼくの中に
うっすらとある当時の感覚を
叩き起こすように、

その答えを探そうとしているのかもしれない。


明確な答えの存在しない、
だが、誰かに伝えるためには自分自身が
一番にそのことを理解していなければいけない
「デザイン」という行為を通して。


だからこそぼくが、デザインをする上で
ピックしようとする題材たちは、
なんとも言えないような感覚的な現象であったり、
ものたちの意思であったり、
人間の意識の奥底にあるような、

そんな決してつかみどころのないような
題材を無理矢理にでもデザインとして、
言語化、形態化、しようとしているのだろう。

そこにうまれる言語や形態は、
「デザイン」というフィルターを通して、
うまれたぼくの意思でもあり、

ぼく自身が一番わかっていながらも、
一番わかっているからこそ、
一番理解できない、


そんなものたちだ。


むずかしい。よくわからない。
考えすぎだよ。


という言葉で片付けられると、
すごくなんともいえない気分になる。

むずかしいことも、よくわからないことも
考えすぎなことも、
ぼく自身がいちばん理解している。


というよりは、そんなよくわからない、
考える意味があるのかもさえわからないような、
そんなことを全力で考えようとしているのだ。


考えること自体に価値を置いているのだ。


考えすぎていないと、
自分を保てなくなるのだ。


これは病気なのか。
性格的なことなのか。


そんなことさえもわからなくなるほどに
考えることに価値を置き、

考えているその時間こそが、
考えて、悩んで、もがいている、
その一通りの事実こそが、

ぼくにとっては、「生きている」
ということを一番実感できる時間なのだ。

それを「デザイン」というフィルターを通す必要性、
そのフィルターを通そうとする意味、


それがぼくの中にある、
今の悩み事だ。


120パーセント、全力で主観的な文章
となってしまいましたが、、、笑


本日も最後までお付き合い、
ありがとうございました!






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